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「隱蔽」なんて高級なものではないのでは?

って、もちろん中國の高速鐵道事故のはなしです。
しかしおどろきましたね。
事故もおどろきなら、わづか一日半で無理やり運轉再開してしまふところもおどろきだし、なにより事故車輛をくだいて埋めてしまふのには唖然としました。日本なり他の先進國なりなら、事故車輛を徹底的に調査するはずです。なんといっても原因究明の資料の寶の山のやうなものですから。
そんなわけで、埋めたのは隱蔽のためでは、といふ聲が世界各國からあがったわけですが、わたしはそんな高級なものではないのでは、と考へます。
なぜなら事故そのものはすでに世界中に知れ渡ってゐるのですから、いまさら埋めたところで隱蔽になんてなりはしない。事故が海外に報道される以前とかならわかりますけどね。
ぢゃあなぜ埋めたのかといふと、深い考へもなく、ただ邪魔だから埋めたのではないか、といふ氣がします。いはゆるブラックボックスは囘收濟みだとのことですから、「運行データはこれで手に入ってゐる。だから本體なんかはもう無用。置いとくと邪魔だからとっとと埋めてしまへ。」てな感じで。
つまり、本體を徹底的に調査しやうなんて發想がそもそも浮かんでこなかったのではないかと。いはば、道路に飛び出して自動車にひかれた野良犬の屍體を埋めてしまふやうな、その程度の感覺だったのではないかといふ氣がしてなりません。
だもんだから、批判を受けてはじめて「え、本體も調査には必要なの?ブラックボックスさへあればいいんぢゃないの?」とあわてて掘りかへしてゐるのではないかと。
まあ、かの國の感覺といふのはわれわれとはベクトルの向きが大きくちがってゐますから、なんとも言へませんけどね。

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