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2010年2月に作成された記事

今だ!變身!

昨日、退勤後、地下鐵の驛にむかって地下構內を步いてゐたら、反對方向から幼穉園兒ぐらゐの男の子が步いてきた。なんか歌ひながら步いてゐるのだけれど、聞きおぼえのある曲。

とほーくかーがやくよーぞらのほしに
ぼーくらのねーがひがとーどくときー
ぎーんがれんぽうはーるかにこへて
ひーかりとともーにやってきたー

「ウルトラマンA」の主題歌だった。
こんなちっちゃな子がよく知ってるなー。キッズステーションかなんかでやってゐるのかな。

ところで退勤後云々といっても、歸宅しようとしてゐたのではない。目的地は新宿Pit Inn。鬼怒無月3daysの初日、Bondagefruitを聽きに行くところだったのだ。
この日のボンフル、もう最高!でした。最近の曲からなつかしい曲まで(一番古いのは「ゲルコロイド」)やったけど、2ステージ目の最後の「Recit」が無茶苦茶かっこよかった。岡部さんのドラミングがまさに「疾走」といふ感じでヤバすぎ。私もふくめてオーディエンスはヘドバンしまくり。ただしテンポがはやいので小きざみなヘドバンだけど。それをバックにした鬼怒・勝井のツートップも神がかったやうな演奏でした。ここ何年かのボンフルのライブ(すべてに行けてゐるわけではないけど)の中でもベストアクトだったのではないか。
アンコールの「Happy Bastard」もその餘勢を駆って(と言ふと失禮かな)すばらしいものでした。
かういふ瞬間に立ち會へるからこそ、ライブ通ひはやめられないのです。

トヨタの危機

ほんの一昨年、販賣臺數で世界一になり、近年中に年間一千萬臺を目指す、とこの世の春を謳歌してゐたトヨタがエライことになってゐますな。
リーマン・ショックにつづく不況で販賣臺數がガタ落ちしたと思ったら、アメリカでの大量リコール問題。つづいてあらたな看板商品となったプリウスでもブレーキの不具合が發覺。しかも對應が後手にまはってゐる。といふより、內向きの對應が目立つ。
アメリカでのリコールもなかなか不具合を認めようとせずに、追ひ込まれたやうにリコールを發表してずいぶん評判を落としたが、プリウス問題でも「感覺の問題」と言ひ譯をして不興を買ってゐる。
さらには豐田章男社長がなかなか會見に出てこず、これまたいまごろになってやっと、引っ張り出されたかのごとく會見した。創業家出身の「殿樣」を守りたかったのかねえ。これこそ內向きの發想だよね。といふより、就任の際、「逆風下だから、創業家出身者を社長にして求心力を云々」とか言ってゐたやうな氣がしますが、その考へそのものが內向きに思へてなりません。どうして創業家出身者が社長になったら求心力が出るのか、わたしにはさっぱり理解できない。一連の不具合の對應の遲れとかも、さういふところの延長線上にあるやうな氣がする。
往々にして、なにかがピークを極めてゐるときは、すでに沒落が始まってゐるといはれる。
トヨタも一昨年の販賣臺數世界一をピークにこのまま坂道を轉げ落ちかねないのぢゃないか、とそんな不安を感じる。そしてそれはそのまま日本經濟の凋落のひきがねにもなりかねないのではないか。
これが杞憂であることを心から祈る。

「見合わせた」のではないだらう

1月30日付朝日新聞のトップ記事は東海道新幹線の架線切れ停電事故について。リードにかうある。
 29日午後1時49分ごろ、横浜市神奈川区羽沢町の東海道新幹線で架線が切れ、品川-小田原間が停電、東京-新大阪の全区間で運転を見合わせた。(後略)
朝日新聞さん、「見合はせる」の意味、わかってます?たとへば廣辭苑にはかうありますよ。
(4)実行することを控えてしばらく様子を見る。
つまり、「見合はせる」とは、やらうと思へばできるけれども、差し控へる、といふことだ。列車でいふのなら、豪雨・強風・大雪により、安全のために運行を取りやめるといふやうなのが「見合はせる」。走らせることはできるけれど、安全のためにやめておく、といふ感じ。
しかし架線が切れて停電してゐるのなら、そもそも運行が不可能だ。これを「見合はせた」といふのはまったく意味が通ってゐない。
社會面にも「東海道・山陽新幹線での主な架線トラブル」といふ表がのってゐるけど、
・静岡-浜松間で走行中の新幹線のパンタグラフが破損し、架線を切断。大雪の影響とみられる。約4時間にわたって東海道・山陽新幹線の全線で運転見合わせ
・姫路-西明石間での架線の部品の不具合で、上り線を走行中の新幹線のパンタグラフが損傷。約8時間にわたって運転見合わせ
・強風のため、静岡県焼津市内で架線が断線。新富士-掛川間が停電し、約4時間半にわたり、運転見合わせ
・送電システムの異常で、新大阪-新神戸間で停電。始発から約3時間にわたって運転見合わせ
・強風で沿線のホテルの屋根が飛ばされ、米原-京都間の架線を切断。約7時間運転見合わせ

と「見合わせ」のオンパレード。どうも朝日新聞記者さんは運轉できないことを「運轉見合はせ」といふと思ひこんでゐるらしい。
ぢゃ、他の新聞はどうかと、手元にあるのを見てみました。
毎日新聞は1面で
 29日午後1時50分ごろ、横浜市神奈川区羽沢町の東海道新幹線下り線の架線が切れ、品川-小田原間で送電ができなくなり、運行がストップした。
社會面で
 東京と大阪を結ぶ大動脈は、突然の送電ストップで大混乱に陥った。29日、架線が切れ、3時間以上運行ができなくなった東海道新幹線。
といった具合で、「見合わせ」表記なし。
日本経済新聞は1面で
 29日午後1時49分ごろ、東海道新幹線の品川-小田原間で停電が起き、上下線で一時運転を見合わせた。
と「見合わせ」派。
産經新聞は1面で
 29日午後1時50分ごろ、東海道新幹線の品川-小田原間で停電が発生し、同区間で運転ができなくなった。
と書いてあり、おお、えらい、と思ったら、社會面では
 停電による運転見合わせは3時間半にわたった。
と「見合わせ」てしまってゐる。
 讀賣新聞は手元にないのだが、ヨミウリ・オンラインでは、たとへばhttp://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100129-OYO1T00996.htmのやうに
 JR東海によると、29日午後1時50分頃、横浜市神奈川区羽沢町の東海道新幹線で架線が切れ、近くのり面で火災が発生した。この影響で品川―小田原間で停電が発生し、同新幹線は一時、上下線で運転を見合わせた。
と「見合わせ」てしまっている。
といふわけで、全國紙5紙のうち、この件においてマトモなのは毎日だけでした。
それにしても新聞ってのはどうしてかう日本語に弱いんだらうね。

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