わざわざそんなルビを
今日の朝日新聞夕刊の「窓 論説委員室から」。タイトルは「21世紀が始まった朝」。執筆者は三浦俊章。その中の一節。
自由で開かれた社会を逆手にとって、人々を不安に陥れるテロ。
この引用文中、「逆手」に「さかて」、「陷」に「おとしい」とルビがふってある。
後者は問題ないが、前者は本來「ぎゃくて」と讀むべきもの。柔道なんかで、關節を反對にまげて取ることをいふ。「さかて」といふのは、逆上がりのときの鐵棒の握り方、あるいは座頭市の刀の握り方のやうなものの持ちかたをいふ。
よって、この場合は「ぎゃくて」が正しい。
現在では「さかて」と誤讀される場合が多く、その讀みもほぼ容認されてはゐるが、嚴密には正しくない。わざわざルビを正しくない方でつけることはなからう。
朝日新聞の論説委員さんと校閲擔當者さんは、相當日本語に不自由とみた。日本語が碌にできなくても、朝日新聞社では出世できるんですね。氣樂な稼業だなあ。
« 韓國の子どもがちょっとかはいさうになった | トップページ | 朝日新聞、日本語崩潰 »
この記事へのコメントは終了しました。


コメント