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せめてまともな日本語がつかへるやつを委員にしろよ

 敎育再生會議とかいふ國の機關が第2次報告、といふのを出すのださうだ。で、當初、「親學」なるものを提言するつもりだったさうだ。しかし、たとへば伊吹文明文部科學大臣の「人を見下したやうな訓示や敎へは適當ではない」などの意見により、見送られることになったのださうだ。
 で、どんな提言を出すつもりだったのかが報道されてゐるけど、そのひとつが「保護者は子守歌を歌い、おっぱいをあげ、赤ちゃんの瞳をのぞく」ださうだ。
 ん?「おっぱいをあげる」?
 この提言を書いた人は身内に對しては「やる」「あたへる」、他人に對しては「あげる」といふことも知らないらしい。「こちらがわ」は低く、「あちらがわ」は高くいふのは日本語の基礎の基礎だらう。「おっぱいをあげる」ぢゃ他人の子供に授乳することになってしまふ。
 敎育についての提言をさせるのなら、日本語ぐらゐまともに使へるやつを委員にしろよ。自分の國のことばをまともに使へないなんて、敎育がどうのといふ以前の問題だ。それとも「美しい日本」には敬語は不要、なのかね。

(附記1)この件を擔當した第2分科會のメンバーは以下のとほり。
淺利慶太(副主査) 劇團四季代表・演出家
池田守男(主査) 株式會社資生堂相談役
海老名香葉子 エッセイスト
川勝平太 靜岡文化藝術大學學長
小谷實可子 スポーツコメンテーター
品川裕香 敎育ジャーナリスト
張富士夫 トヨタ自動車株式會社會長
野依良治 獨立行政法人理化學硏究所理事長
義家弘介 橫濱市敎育委員會敎育委員、東北福祉大學特任講師

(附記2)
 「やる」「あたへる」と「あげる」の關係は、嚴密にいふと、かならずしも敬語のわくでくくれるものではない。「こちらがわ」と「あちらがわ」の距離感の問題でもあり、人稱代名詞のかはりでもある。

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コメント

義家委員の日本語はかなりおかしいです。
このサイトの珍言迷言集は笑えます。
http://www20.atwiki.jp/mekemekedash/pages/1.html

>rui樣
 おもしろいサイトをご紹介くださり、ありがたうございます。ここを讀むかぎり、義家氏はなかなかの法螺ふきで、事實をしらべずに思ひこみ・思ひつきでしゃべり、かつ日本語能力に大いに問題あり、な方ですね。
 かういふ方が橫濱市の敎育委員や國の敎育再生會議の委員をやっていらつしゃるのですから、植木等さんも「これで日本も安心だ」と西方淨土でよろこんでいらつしゃることでせう。

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