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2005年11月に作成された記事

11月29日 狂った未来信者のための音楽 at The DOORS

The DOORSは去年の1月以来だから、ほぼ2年ぶり。久しぶりになった理由は、スケジュールがあわなかったりしたことと、スタンディングであろうと思われるライブが多かったりしたためだ。
あんまり久しぶりなんで、初台駅の出口を間違ってしまった。おぼえているつもりだったんだがなあ。
それでも開場(19時)の数分後に着いた。場内は丸テーブルが4つ+椅子のみの席。そのまた後方はスタンディング用、という感じ。まだあまり入っていなかったので、テーブル席にすわれる。ちなみに開演時には立ち見がすこし出るぐらいになっていた。
物販担当は久原大河画伯。日比谷カタンの「対話の可能性」を買っているところへ多田葉子さんがきて、「なに買ったの?カタンさん?arepos?」ときかれる。「梅津さん?」ときかないのは、当然全部もっているため、だ。
しばらく3人でKIKI BANDの新譜のジャケットの話など雑談。
19時37分、areposが出てきて、清水一登がいきなりエレピをひきはじめ、開演する。清水のピアノは、たとえばOpabiniaのときの変態キーボードとうってかわって美しい演奏。「セレナーデ」、「遠足」、?(タイトル聞きとれず)と3曲演奏。
つぎに太田恵資がくわわって「語らぬ湖」。
今度はarepos+梅津和時で1曲(タイトル聞きとれず)。梅津はバスクラ。
arepos+梅津+太田で「そのとき」。
つぎの曲の準備のあいだに太田が「清水さんの曲はむずかしい。ところどころに罠がしかけられている。」というと清水「基本的に邪悪な音楽をめざしていますので。」 太田「でも、美しい。」
で、れいちがドラムセットに移動して、?(曲名わすれた)、「少しついてて」。20時23分、areposコーナー終了。
筆者は、実はareposははじめて。れいちの声はピュアでとてもかわいい。美少女系のアニメやゲームの主題歌をうたってもにあいそう。変名で、17歳高校生、とかにせのプロフィールでそういうのをうたうと、萌える人がでてきそう、とかフラチなことを考える。
セットチェンジ(というか調整)をへて、20時30分からカタン。1曲、長い曲をうたう(メドレーかもしれない)。
つづいて梅津とのデュオ。リトアニア凱旋コンビだ。曲は「さかさもどき参る」というわけのわからないタイトル。なんでもシミュレーションRPGをイメージして、そういうゲームの音楽をやるならこういう曲にしたい、と考えた曲だそうだ。しかも曲想はプログレッシブなラテンシャンソン、とか。ますますわけがわからない。しかも途中に「雨上がりの夜空に」が挿入されていたりして、なお、わけがわからない。念のためにいっておくがこのわけのわからなさがカタンの魅力だ。梅津はバスクラ、アルト、ソプラノをとっかえひっかえ使用。21時12分、カタンコーナー終了。
カタンはルックスも結構いいし、ギターのテクニックもすばらしいし、声もよく、歌もうまい。これで売れ線のポピュラーな曲をやっていたら、結構女性ファンがついてメジャーな存在になれるんじゃないか、という気がした。にもかかわらず、こういう絶対にメジャーになれそうにないヘンな歌をやっているところがとてもよい。人まねでメジャーになるよりも、自分のやりたいことをやってone & onlyであることのほうがずっとすばらしいことだと思う。
また、セットの調整を経て21時24分から新大久保ジェントルメン。グレート金時がトランペットの開口部をたらいの水につけて水笛のようにしたり、あいかわらずおばかなこと満載。それでいてメンバーそれぞれの本来の楽器のときには、かくしきれないその技量。
ずっととぎれることなく演奏していたが、はじまって約20分、トリプルドラムのときに客席後方からいきなりバグパイプの音。ゲストの十亀正司がキルトなどの正装に身をかため、バグパイプを演奏しながら、客席を縦断、ステージへ。うむ、渋い!十亀はしばらくはバグパイプを演奏していたが、その後、クラリネットにチェンジ。金時とのクラリネットデュオ、サーキュラー・ブリージング対決も。
そのほかにも金時がおもちゃのピストルでアブドゥール・ワハハを何回も撃ち殺したり(アブドゥールの死に方と生き返り方がみごと)、本当におばか。
22時すぎに終了。金時が終了の挨拶等をしていると、それがおわらないうちにアブドゥールが「それではアンコールにいきます。」といって場内爆笑&拍手。久保ジェンの3人で、「オタのトルコ」ほか。22時20分終了。
というわけで2年ぶりに聴いた「狂った未来信者のための音楽」はやっぱり狂っていたのだった。
帰るとき、京王新線、逆方向に乗ってしまった。最近こんなんばっかりやな。だって京王新線のホームって、わかりにくいんだもん。妙に混んでいるからおかしいとは思ったんだけどね。
帰宅するとPit Innからスケジュールが届いていた。11月17日で会員期限切れているので、今回は届かないと思っていたのだが。ありがたし。勿論、今度Pit Innに行ったときに更新します。

蛭児神建(元)著「出家日記」について

めずらしく書評(もどき)です。本はコンスタントに買っているのだけど、積読や拾い読みが多くて、きっちり通読するのは、出版数年後、というのが多いなか、めずらしく旬のうちに読んだので。

20年ぐらい前に「ロリコンブーム」というのがあった。ロリコンといっても、ほとんどはアニメ、漫画が対象で、現実の少女を対象にしたものはまれであった。はやいはなしが現在のエロゲの源流のようなものだ。当時は、今からはとても考えられないような未成年少女のヌード写真集なども出版されていて、結構売れていたらしいが、これの購買層はかならずしも「ロリコン」ではなかったといわれている。当時は陰毛が写っていると手がうしろにまわる時代だった。だが、10歳前後の少女には陰毛がないので、堂々とワレメを写すことができたので、単にワレメを見たい人が多く買っていたらしい。むかしは毛が駄目で少女(幼女)はOK、いまは逆。
さて、そのロリコンブームの中心人物の一人が蛭児神氏。本書のカバー、扉、解説漫画をかいている吾妻ひでお先生の作中に頻出した「変質者」のモデルだ。
その蛭児神氏が、当時のこと、そしてその後いかにして現在の姿である僧侶になったのか、ということが述べられている。
当時のブームの立役者たちと蛭児神氏との付き合いや確執が赤裸々につづられている。「レモンピープル」、「漫画ブリッコ」、「プチパンドラ」等を読んでいた人などには相当興味ぶかい内容だろう。私は「レモンピープル」を吾妻先生が執筆していた号にかぎって買った程度だし、蛭児神氏とはSF大会で一度お目にかかっただけなので、ここに書かれているような、蛭児神氏のわるい噂が流されたようなこと、「シベール」メンバーとの確執などは全然知らなかった。というか、竹内直子氏も愛読していたという「プチパンドラ」の編集を蛭児神氏がしていたことさえ知らなかったし。
それでもこういう生々しい話というのはおもしろい。蛭児神氏の名前を知っている人ならば読んで損はなかろうとおもう。
当時のはなしの中で、自分と対立した「破李拳竜の取り巻き」や「U・T」なる人物の批判がくりかえし出てくる。前書きで「自己の正当化や美化は極力避け、可能な限り赤裸々に書いたつもりである。しかし他人の悪口は、かなりセーブしてある。あの当時、彼らから言われ書かれた大嘘悪口の千分の一も書いていない。」と書いているとおり、意図的にわるく書いたつもりはないのだろう。しかし、そうはいっても一方からの証言ではあるので、それがすべて事実であるかどうかは保証できなかろう。本人の思いこみもなどまじっている可能性は充分にある。
そう私が感じたのは、別の部分であきらかな思いこみがみられるからだ。典型的な例を一つあげると≪新五千円札の肖像が樋口一葉なのも、妙に引っかかる。女流文学者としては明らかに与謝野晶子の方が偉大だが「君死にたまうこと勿れ」などと詩に書いたのが、特攻隊好きの馬鹿首相には気に入らなかったのだろう。≫(58ページ)というところ。
日本銀行券のデザインを決める権限が首相にあるのかどうかは知らないが、与謝野晶子が紙幣の肖像にならない最大の理由は、その孫が現役の政治家だからだ。自民党の与謝野馨代議士がそうだ。与謝野氏は、新五千円札が出た当時の自民党政調会長であり、現内閣府特命担当大臣だ。小泉首相には重用されているのだ。新聞で「小泉改革の司令塔」という表現まであった。与謝野晶子がきらいなら、その孫をこんなに重用するわけはなかろう。念のためにいっておくが、与謝野氏のサイトをみると、同氏は祖父母のことも「君、死にたもうことなかれ」も誇りにしていることがわかる。第一、首相が特攻隊に涙するのは「お国のために死ね」ということではなかろう。
このような余計な記述のため、他の部分の信頼性までうたがわせる結果になるのは残念だ。
ほかにも「トンデモ本の世界」シリーズを≪個人的にはとても面白いと思っている。≫としたうえでだが、≪明らかな狂人が書いた本を、嘲笑うのはどうだろうか?(中略)精神障害者だって本くらい書く権利は有る。それを笑いのネタにするのは(後略)≫(162~163ページ)などというあたりでも首をかしげてしまった。あそこで取り上げられた本(の一部)が「明らかな狂人が書いた本」かどうかというのも疑問だが、「精神障害者だって本くらい書く権利は有る」のと同様、読者には公刊された本を自由にたのしみ、批評する権利があると思うのだ。勿論、当ブログをふくめて、ネット上に公表された文章だってその例外ではない。
このように、本題とは直接関係ないことは書かなかったほうが全体の完成度を高めるうえではよりよかったのではないかと思う。このへんは編集者の責任でもあると思うが。
ついでにいえば、文章もへんに技巧に走らない方がよかった。みずからが生活保護を受けていることに関連して≪一生懸命働いた人の税金で飲む酒は、甘美である≫(164ページ)などというあたりは、偽悪がすけて見えて鼻につく。
こういう欠点を持ちながらも本書はおもしろい。特に蛭児神建でなくなってからのはなしがおもしろい。いろんな意味でまっとうでない生活をしてきたのだが、まっとうな人のまっとうな生活より、まっとうでない人のまっとうでない生活の方が読者としてはおもしろいからだ。さきに書いたこともふくめて、こういうのが読者の権利、というものだ。本書は読者の権利を行使できる、という意味において良書とよばれる資格は充分だと思う。

11月26日 早川・秋の豪華合奏会 at アケタの店

ひる、amazonより渋さ知らズのDVD「ALLD OF SHIBUSA」とどく。ALLDってなんだ。ALLとOLDの合成語だろうか。amazonなどでは「ALL OF SHIBUSA」となっていたりした(今はなおっている)。
ジャケット表は泉晴紀氏による渋さ知らズメンバーの集合似顔絵。すみにこっそりダンドリくんもいたりする。そういえば「渋龍」のライナーノーツは久住昌之氏だったな。
ジャケット裏は表の絵のもとになったと思われる写真。表が集合似顔絵、裏がそのもと写真、っていうのは生活向上委員会大管弦楽団の「This is Music is This?」の方式だな。
泉氏は渋さ知らズはほとんど知らずに、写真だけを見てジャケットをかいたような気がする。各人の特徴があまり表現されていなく、写真と対照させなければ、だれがだれだかほとんどわからない。南波ちゃんなんかドレスのような服にかかれている。もと写真では勿論例のワイシャツ姿なのだが、はしの方で、上半身が写っているだけなので、知らなければワイシャツとは見えないかもしれない。逆に渋さ知らズでの南波ちゃんを知っていれば、ちゃんとワイシャツにかくはずだし。
泉氏の画力にケチをつける気はないが、写実ではない、デフォルメの似顔絵の場合は、画力以上にその対象の内的な特徴などを把握し、それを絵としてどう表現できるかにかかっている、と思う。山藤章二氏や、身近なところでは久原大河画伯の似顔絵に説得力があるのはそれゆえだと思う。特に大河画伯は基本的に自分のすきな対象しかかかないのだし。いしいひさいち先生の似顔絵などは客観的にはちっとも似ていないにもかかわらず、主観的にはそっくり、というかどこからどうみてもその人、というのは、上記のことの典型例だろう。だとすれば、今回の例は泉氏に依頼した側に責任がある、といえよう。まあ、受けた方にも責任の一半は当然あるのだが。
さて、ライブ。初期のチラシには「早川・晩秋大合奏会」となっていたが、後期のチラシでは本項のタイトルのごとくになっている。よって、そちらに準拠しておく。
19時50分ごろ着。まだ数人。おかげで最前列真ん中に座れた。最終的な動員数は1ダース、かな(Gさんは客のうちにふくめていいのだろうか)。
20時12分開演。まずメンバー紹介。出演は早川岳晴、後藤篤、中山努、北澤篤、それに片山広明のトラで立花秀輝。中山は今日はギター。ふと気がつくと、立花以外は全員missing linkのメンバーなんだな。
1st setは「Am」、「いかれた地図」、「Tochi」、「キャラバン」(D.エリントン)。トータルで約70分。
休憩約20分。
2nd set。最初にふたたびメンバー紹介。「途中できた人もいるから」ということで、1st setでもした、なぜ片山が欠場かのはなしをもう一度。つづいて「曲のことをなにも言っていなかった」と、1st setの曲名を。
2nd setの曲は「エレキ・ドラゴン」、「バリタコ」、「Down,Down」。「Down,Down」が個人的には今日の白眉。
ここでCDの宣伝。わざとらしく「あ、ここにあるのはCDだ。」といって笑わせる。
ラストは「マイケル・ジャクソンが逮捕されたとき、ワイドショーでBGMにつかわれた由緒ある曲」こと「玄武」。これも「Down,Down」におとらずすばらしい演奏。
アンコールは「ヒット曲」だそうだが、筆者は何の曲か知りません。22時56分終了。なかなかたっぷりの演奏。
内容もよし。早川+片山のおなじみコンビがきけなかったのは残念だが、逆にいうと、早川さんのセッションで立花さんが入ったのは、筆者ははじめてなので、またちがった取り合わせがきけてよかった、ともいえる。
西荻窪駅前の牛角食堂で遅い夕食をとってかえったら、終電。それものりかえはぎりぎりだった。中央線は土日祝は快速が(西荻窪には止まらないうえに)早くなくなってしまうので、不便だなあ。

おまけにこの日の朝日新聞夕刊「素粒子」より。
≪「議員なら自由に物言え」と首相。ただし翼賛論に限ると付け加えるのを忘れたらしい。反対者には刺客と離党勧告が待ってるぞ。≫
「自由に物言」ったために「刺客」をおくられたり、「離党勧告」をされたりした人っていたっけか。正確で公正な報道がモットーの朝日新聞の論説委員様がそう書いているのだから、粗忽亭が知らないだけできっといたんでしょうなあ。粗忽亭が知っているのは、党議拘束に違反したために党公認を得られなかった(「刺客」をおくられた)とか、党公認候補に対抗して立候補したために「離党勧告」された人だけなんだけど。粗忽亭は小学校の社会科で「自由に意見をたたかわせ、そのうえで決まったことにしたがうのが民主主義」とならったし、ましてや政党とは「共通の原理・政策をもち、一定の政治理念実現のため」(広辞苑第四版より)の存在なのだから、非公認、離党勧告はむしろ当然だと思うのだがなあ。首相がひとりでかってに「党議」をきめたのならともかく。
で、「自由に物言」ったために「刺客」をおくられたり、「離党勧告」をされたりした人って、一体だれのことなんでしょうね。

附記 「ずれずれ草」によるとアンコール曲は「Watermelon Man」とのことです。

11月19日 ドム・フェスティバル・イン・ジャパン楽日 at Buddy

筆者は中日は欠。
18時45分ごろ着。
客席は前方に椅子を3.5列ならべ、そのうしろになにもないスペースがあり、そのまたうしろにテーブル、という配置。ただし上手(かみて)はいつもの小さなテーブルのまま。前方椅子席にも空席はあったが、ゆっくりすわろうとテーブル席へ。
久原大河画伯とSさん(ロシア帰り!)としばし雑談。一昨日あたりよりなんとなく体がだるい、かるい風邪かもしれない、というと、大河画伯もおなじような状態だとか。ちなみに筆者は翌日、翌々日も体調が悪く、微熱も出てきたので、21日は仕事を休んで2日間寝ていました。元気だったら20・21日とMiyeon-Parkデュオの追っかけをやるつもりだったんだが。
開演の少し前、席にもどると、椅子席の一番後ろにすわっていたSさんが「空席ありますよ。」と声をかけてくれる。「いや、あいているのはわかっているんだけど、ゆっくりすわろうと思って。」「でも、このうしろに立ち見が入ると見えなくなりますよ。」といわれて、はじめてあきスペースの意味がわかる。パフォーマンス用のスペースかなんかかとばかり思っていた。椅子席→立見席→テーブル席という順番とは思いつかなかった。あわててSさんのとなりに移動。ちなみにその立ち見スペース、渋さ知らズオーケストラがはじまるまでには満員になっていました。あぶないところだった。
19時6分、副島輝人氏による前説。「昨日、一昨日と同じことを言うんですが、私はジャズ畑の人間なので、どうしてもアドリブが入りますので、まったく同じにはならないと思います。」たしかに。初日は5分だったのが、今日はそのときになかった話も入って、11分でした。
19時17分、ウラジーミル・ヴォルコフ+宝示戸亮二。インプロ。宝示戸はピアノとピアニカ。さらに、ピアノにいろいろな鳴り物をぶら下げてあり、それも使用。9分。
その鳴り物のかたづけに2分。
19時28分から朴在千+Miyeon+梅津和時+本木幸治(舞踏)。本木はSさんとは知り合いらしい。Miyeon、数年ぶりにきくが、あいかわらずかつての山下洋輔を思わせるようなエネルギッシュなプレイ。「韓国一の美人ピアニスト」(前回来日時、共演した鬼怒無月の言)がそんな激しい演奏をするのだから、はじめて見たときはなかなか驚いたものだった。
これもインプロ。18分。
セットチェンジに5分。初日はセットチェンジにはほとんど時間をとらなかったが、今日はそこそこ時間がかかる。
19時51分からMASH。チラシでは大沼志朗トリオになっているが、ちゃんとMASHという名前がある。インプロ、19分。以前、なってるハウスできいたときよりもよかったように思う。特にスガのピアノはあのときよりもずっとはげしかったような。なんかドラムスに合わせてさけんだりもしていたし。
みたびセットチェンジ。つぎは渋さ知らズオーケストラなので、大がかりなセットチェンジで、時間もかかる。
そこで、主催三氏(梅津、副島、宝示戸)のはなし、リュドミーラ・ドミートリエヴァの挨拶、不破のしゃべりなどでつなぐ。
20時36分、メンバーが出てくる。出演は……多数。把握しきれない。今日は渋さのレギュラーメンバーにくわえてウラジーミル・ヴォルコフと朴在千が参加。さらに病欠の片山広明のかわり(?)に梅津和時(楽器はアルトだが)。梅津さんが渋さ知らズに参加するのって、初めてじゃないだろうか。副島さんの「日本フリージャズ史」でも梅津さんは渋さ知らズのアウトサイダーと書いてあったし。
さて、出て来はしたものの、しばらくは音あわせ。その際、「片山さん」とよばれた(勿論わざと)梅津さん、片山さんふうに「ブォーー」と吹いてみせて大ウケ。斉藤社長(今日も下手(しもて))は音あわせなのに音でかいし。
20時50分から演奏開始。メドレーでノンストップ、22時12分まで。ダンス&パフォーマーも、さやか&ぺろ、暗黒舞踏3人、鉄割2人と計7人出演。渡部はボーカルまでやっていた。
主なソロ者は梅津、小森慶子、大塚寛之、佐藤帆、立花秀輝、北陽一郎。大塚はお立ち台にのぼって歯で弾いたり。さすが「さるへん」。佐藤と梅津はならんで立って、お互いに邪魔しあいながら吹いたり、横二人羽織をやったり。「ナーダム」のときには動ける楽器は場内一周。人いっぱいでほとんど身動き取れないような中だったけど。
おわったあと、なぜか有志(?)数人で「ケ・セラ・セラ」をうたっていた。
そのあと、渋さメンバーがステージで写真撮影。AVEXから出るベスト版のジャケットだかプロモーションだかなんだかの写真だそうだ。それにしてもCD輸入禁止法反対の署名を集めていた渋さ知らズのCDがAVEXからねえ。世の中皮肉なもんですね。
やっぱり風邪でぼーっとしているのか、帰り、山手線、反対方向に乗ってしまった(2駅行って気がついた)。と書くともともとの粗忽を風邪のせいにしてはいけない、といわれそうだな。

11月17日 ドム・フェスティバル・イン・ジャパン初日 at Buddy

去年、急逝してしまったロシアの音楽評論家・プロデューサー、ニコライ・ドミートリエフ(※1)をしのんでのフェスティバル。
19時20分ごろ着くと、もう結構な入り。最終的には立ち見もすこし出るくらいの盛況。梅津和時、副島輝人、宝示戸亮二の三氏が一年がかりで企画して、日韓露のミュージシャンらが多数出演するのだから、そうでなければこまるのだが。
Buddyに入ると梅津さん、副島さん、鬼怒無月さん、多田洋子さん、久原大河画伯らがカウンターのあたりにかたまっていた。大河画伯としばらく話す。宮武外骨のことなど。
なぜ宮武外骨の話かというと、前々項で「過激ニシテ愛嬌アリ」(※2)という表現を使ったら、大河画伯から、もしかして外骨ファンですか、とつっこまれてしまったため。
粗忽亭は「宮武外骨此中にあり」(※3)を全巻そろえてしまった(※4)ほどの外骨ファンなのだが、大河画伯も古本で見つけたら買いたい、というから、相当な外骨ファンだ。大河画伯が外骨ファンとは、失礼ながら少しく意外な気もしたが、よく考えたら、たとえば滑稽新聞にのっていたカットや漫画と、大河画伯のチラシ絵の諧謔には共通性が多々あるようにも思える。
なお、前々項のそれは勿論外骨が根底にあるのだけれど、北村大沢楽隊「疾風怒濤!!!!」のコピーが「コノオトコタチ、過激ニシテ愛嬌アリ。」だったために、最近、意識のはしにのぼっていたため、でもある。
さて、本題のフェス。
19時40分、副島氏が登場して趣旨などの前説。
19時45分、ウラジーミル・ヴォルコフ+梅津。インプロを1曲。
20時3分、大友良英ソロ。最初にニコライとのかかわりなどをのべたあと、「ロシアのドムフェスでもやった曲です。」と言ってオーネット・コールマンの「Lonely Woman」。例によってバリバリのノイズギターで、どこがLonelyでどこがWomanかさっぱりわからないような演奏。インプロだといってもだれもうたがわないんじゃないかと思う。それでもちゃんと「Lonely Woman」だといういさぎよさ。Avexに爪の垢でも煎じてのませてやりたい。
20時18分、佐藤允彦+朴在千。インプロ1曲。
20時36分からしばらく休憩。この間に、ロシア直輸入の、DOM関係のポスターの直売も。
21時から後半。DOMスタッフのナジェージダ・ブクラゼの挨拶。
21時3分、梅津+鬼怒+早川岳晴。KIKI BANDのドラムぬき編成だが、鬼怒はアコギ。曲は「ダウザー」と「ムーン・ストラック」。「ダウザー」は来月発売の新譜のタイトルにもなるそうだ。
梅津は「ダウザー」ではバスクラを演奏。バスクラ+アコギ+エレベのおとなしめ、というか静かな演奏。KIKI BANDとはおもむきが大いにちがう。
「ムーン・ストラック」では鬼怒のアコギが絶妙。いつもながら轟音のエレギ(今日はエレギはなしだが)も繊細なアコギも自由自在。エレキをやらせてもアコースティックをやらせても絶品!という人はほかにはそうそういないだろう。
21時30分、佐藤+ヴォルコフ+梅津。やはりインプロ。13分ほど。3人とも気合のプレイ。
チラシなどでは、今日はこのほかに木村伸吾(朗読)となっていたが、実際には木村氏が主催・作・演出をしているストアハウスカンパニーの前衛演劇(フィジカルシアター)。6人の役者が半裸に、銀行強盗よろしくストッキングを頭からかぶり、そのストッキングをたがいに結びあわせたすがたで登場。ピアノ伴奏にあわせてくっついたり離れたりして、ストッキングをはずし、さらに動きまわるというもの。パフォーマンスでも暗黒舞踏でもなく、前衛演劇だそうだが、残念ながら粗忽亭には理解不能なもの。副島氏もニコライもお気に入りだそうだが。今日やっているような音楽もきわめて前衛的で、一般的には理解不能なものだろうから、場違いなわけではない(と思う)。単に粗忽亭が前衛演劇に興味がないだけの話だ(と思う)。22時18分まで。
その後、5分ほど明日の案内などがあって終了。
梅津さん、多田さんらに挨拶して、すこし雑談して帰る。


※1 Nikorai A. Dmitriev。夫人はリュドミーラ・ドミートリエヴァLyudmila Dmitrievaというそうだ。粗忽亭はロシア語はまったくわからないのだが、ロシアではおなじ姓でも男性形と女性形があるのだろうか。
※2 外骨の編集した雑誌の中でも最高傑作というべき「滑稽新聞」のコピーの一つ。外骨自身および「滑稽新聞」の特長を見事に言いあらわした名コピーである。外骨の甥である吉野孝雄氏が書いた外骨と「滑稽新聞」の評伝のタイトル(正確には『過激にして愛嬌あり―宮武外骨と「滑稽新聞」 』)でもある。
※3 外骨が刊行した主要雑誌を完全復刻してしまったというムボーきわまるモノ。外骨ファンには有名な滑稽新聞新年特別附録「紙屑買いの大馬鹿野郎」までしっかり復刻していて、感涙もの。全26巻で214,565円(税抜き)もする。くわしくはリンク先参照。
※4 新聞広告で(だったと思う)この第一回配本の1~3巻が出たのを知ったとき、当時住んでいた広島最大の書店である紀伊国屋書店広島店に探しに行ったら、返本されんとして台車のうえにのせられていたのを見つけて買ったことをおぼえている。ということは、ほかに予約註文して買った人がいるにしても、広島中でこれを買ったようなムボーな人は数人しかいない、ということだと思う。十数年も前のことなので記憶がさだかではないが、粗忽亭も第二回配本以降は多分予約註文したのだと思う。ちなみに買ったには買ったけど、ほとんど読めていない。数多い「老後の楽しみ」の一つとなっている。

11月14日 ZEKオーケストラ at 新宿Pit Inn

退勤後、ロフト新宿店に行く。久原大河画伯のLPバッグをさがしに、である。かばん売り場に行くと、あるある。3種類が2つずつ陳列してあった。各種1つずつ買う。前にも書いたとおり、普通のトートバッグとしてもつかえるし、買っていじってみたところ、なかなか丈夫そうで、ますますよし。まあ、私みたいに3つも買わなくてもいいと思うが、値段も1,995円と手ごろだし、常々ライブで大河画伯のチラシが気になっている、というような人は1つぐらい買ってもいいと思う。と、とりあえず宣伝。
実は「ネガドン」のとき、ロフト池袋店でもさがしたのだが、そちらにはなかった。ロフト各店であつかっている、というわけだはないようだ。いや、先月11日、ロフトで買ったとRさんに見せてもらったとき、その場所がPit Innなのだから当然ロフト新宿店のことなのに、なぜかロフトというと渋谷と池袋しか念頭になく(どちらも「西武のまち」だからかな)、Pit Innのついでにロフトによる、ということが思い浮かばなかったので、今日まで買えずにいたのだ。
すこしさがすことになるかと思ったバッグがあっさり買えてしまったので、そのあと夕食を食べてもまだ19時前。しかたがないので時間つぶしをするべく、ひさしぶりにボークスに立ち寄る。特に何ということもなく、10分ぐらいしか時間をつぶせなかった。やむなくPit Innの前で開場を待つことにする。
さて、そのZEKオーケストラ3回目のライブ。今回、ベースは前2回とかわって、米木康志。だが、店の前の掲示の出演者名を見ると、片山広明の名前に紙がはってあって、佐藤帆になっている。片山さん、入院しちゃったそうだ。ひさしぶりに片山さんと林さんの並んでの演奏がきける、と思っていた身にはすこし残念。消息筋によると、例の片山広明with渋さ知らズのトラックダウンがおわって気がゆるんだ+飲みすぎ、というこだそうだ。さいわい、あまり重態ではないらしい。それにしても今年は林栄一、吉田隆一、片山広明とサキソフォニストがつぎつぎ入院しているなあ。ほかのサキソフォニストのかたがたもお気をつけあれ。
さて、「消息筋」と雑談したりしているうちに開場。あいかわらずの人気で、ほぼ満席。あきらかに普段のPit Innとはちがう客層も。筆者は早々に予約していたので、最前列へ。みやすいばかりでなく、荷物(バッグ3つまとめてつつんでもらうと結構大荷物なのだ)が楽に置けてありがたい。
20時15分開演。渡辺隆雄と松本健一は黒地に白で「ZEK」の文字入りTシャツ。かっこいい。
前半は60分で5曲。メンバー紹介以外にはほとんどMCもなく、ひたすら演奏。
休憩30分。
後半はまずZEKトリオで1曲15分。ホーン抜きもまた楽しからずや。
その後、オケで60分4曲。+アンコール3分。後半もほとんどMCなし。
本日も例のごとく、疾風怒濤。それにしてもジャズの店でジャズミュージシャンばかりでツェッペリンをやるというムボーな企画がなぜにこうも見事にはまるのか。音楽をジャンルでばかり考えている人にも、時にはこういうことに思いをいたしてほしい。
佐藤さんは急遽のトラにもかかわらず、見事に乗りきる。もっとも、片山さんとは音の傾向が相当ちがうので、前2回とは相当毛色のかわった演奏であったが、それもまた楽しからずや。
帰宅後、amazonから届いていた蛭児神建(元)著「出家日記」をぱらぱらと。土日に届いていたのだが、郵便受けを見ていなかったので。「9月26日 芳垣安洋4 at Buddy」で書いたからではないだろうが、コンパクトな梱包になって、郵便受けに投函されていた。配送会社もペリカンだったし。
前半3分の2は(加筆はあるようだが)「Comic新現実」で読んでいるので、おもに後半3分の1を。こちらも「Comic新現実」Vol.6が初出だが、そのときには単行本化の話を聞いていたので、買わずにいたもの。それにしても蛭児神建(元)氏も疾風怒濤の人生を歩んでいるなあ。

惑星大怪獣ネガドン

昨日、「惑星大怪獣ネガドン」をみてきた。テアトル池袋で5日~11日の一週間限定レイトショー。
朝日新聞でも紹介されたので、知っている人も多いと思うが、実写映像を一切使用していない、25分のフルCG怪獣映画だ。粟津順監督が2年4ヶ月かけて一人で完成させたそうだ。
池袋でもろもろの用事をすませたあと、劇場へ。割と目立ちにくく、さがすのに随分余計に歩いてしまった。8年前まで池袋に住んでいたとは思えないような土地勘のなさ。
20時40分ごろ到着。本当なら丁度開場時間だったのだが、開場が遅れていて階段にならばされる。ならんでいる客をみると、半分以上が一目でおたくとわかる風貌・服装の人々。他人のことはいえないが。
15分遅れで20時55分開場、上映開始は5分遅れの21時5分。満席、立ち見も少々。この日は上映後、粟津順監督とデジタルハリウッド大学学長の杉山知之氏のトークショーを約30分。
ストーリーは公式サイトを参照してもらうとして、中身は一言でいうならば、怪獣映画黄金時代の古きよき特撮映画を、現代のCG技術をつかって作ってしまったもの、といえばよかろうか。時代設定が「昭和100年」ですぜ。もう、これだけでビビン!とくる人にはくるはずだ。
えがかれている世界も、かつてわれわれが(あるいはわれわれよりすこし上の世代が)少年時代に夢みた、「やってこなかった21世紀」だ。なにしろ宇宙船が火星から資源を運んでくる一方、テレビは画面の角がまるいブラウン管式。デパートの屋上にはパンダの乗り物、といった具合だ。
トークショーで長編映画をみたような感じがする、という話が出ていたが、実際、充分に90分以上の脚本にできるプロットだ。一人で90分とか120分とかの作品を作ると、それこそ10年がかりになってしまうから、25分におしこんだ、というところか(作る前は15分ぐらいの予定だったそうだが)。
とにかく怪獣映画ファン、特撮映画ファンは必見。上映期間も18日まで延長になったとのこと(12日からは20時上映開始)なので、首都圏在住者は是非、みにいってほしい。
ほかにもCSで放映中だし、Yahoo!動画でも配信中らしいし(Yahoo!動画のサイトで検索しても見つからないのだが)、DVDも発売になるので、何らかの手段で(できれば大画面で)みてほしい。
とりあえず、公式サイトから「特報」2本と予告編1本がみられるので、それをみてください。私が百万言を費やすより、この作品の魅力がわかってもらえると思うから。

11月7日 林栄一セッション at アケタの店

メンバーは林、渡辺隆雄、永田利樹、つの犬という、たいへん魅力あるとりあわせ(すくなくとも筆者にとっては)。
開演時の客数5人。ぎりぎりマンツーマンにならずにすんだ、と思っていたら、開演後にもぱらぱらと入ってきて、いつのまにか二倍にふくらんでいた。最前列で鑑賞。
ドラムセットはバスドラム+スネア+タムタム+フロアタム+ハイハットに横長の鈴のようなものを取りつけたもの(後半ははずしていた)+シンバル×4、カウベルと、つの犬にしてはシンプルな構成。
前半は20時丁度くらいに開演。曲目は「Circle」(林)、「Brother」(林)、「Lonley Women」(O.Coleman)、「Better Git Hit in Your Soul」(C.Mingus)。トータルで66分。
30分の休憩をはさんで後半。曲目は「平和に生きる権利」(V.Jara)、「夜と友達」(林)、「夜の波止場」(林)、「North EAST」(林)。トータルで74分。
「平和に生きる権利」はvery slowからはじまり、ほんの一瞬、「NAADAM」のフレーズが入ったりして、にやりとさせられた。
パワフルにしてテクニカル、過激ニシテ愛嬌アリ。時間も前後半合計で140分とはアケタでのライブとしては異例なぐらいたっぷりで、いうことなし。
かえりぎわに林さんに「猫引っかき病はもうすっかりいいんですか。」ときくと、手の手術跡を見せてくれた。傷あとがいたいたしい。軟骨がやられて、指がすこし動きにくくなっているそうだが、演奏は大丈夫のようだ。日本の宝をひとつ失わずにすんだことは素直にうれしい。
帰宅前、自宅ちかくのコンビニで「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 第4回スーパー歌謡ショウ 新・青い鳥 DVDBOX」予約。いつもながらバイトのにーちゃんの手際悪し。レシート様の「受付証」だけ渡されたけど、いつものように引換証に連絡先とか書かなくてよかったのかな。客の側はかまわないが、ばっくれる客が出てきたら店がこまるだろうに。

どっちもどっち

「蛆虫日誌@生涯一穢多 by Cybazzi! +かずまん」の「サヨ投稿者が、なぜかウヨ本を推薦?」という記事について。
ここで取り上げられている投稿も結構お馬鹿だけど、この投稿を読むかぎり、もとの投稿にも相当穴があるようだ。
なんで靖國神社の話をしているのに「仏教の思想」の話が出てくるのだろう。そりゃ、日本には神仏習合の伝統があるにはあるが、靖國神社ってのは明治以降の国家神道のなかでつくられた神社なんだけど。知ってのとおり、国家神道っていうのは、廃仏毀釈、神仏分離のうえにたてられた教説なんだが。なにしろ、「田中清玄自伝」によると、田中氏が靖國神社に行ったとき、たまたま数珠をもっていたら、若い神官に文句いわれたそうだ。その靖國神社を擁護するのに仏教を持ち出すのはお門違いもいいところ。
第一、「死なば仏」という思想は仏教のなかでも浄土系の思想で、就中「悪人正機説」で知られるとおり、浄土真宗で顕著なのだけど、真宗の教義には「神祇不拝」ってのがあるんだけどねえ。
いや、真宗に限定しなくても、伝統仏教各派の連合体である財団法人全日本仏教会も「信教の自由」「政教分離の原則」の観点から首相や閣僚の靖國参拝に反対しているのだが。
こんな論を立てられたんじゃあ、靖國神社がわも全日本仏教会がわも苦笑いしているんじゃないかねえ。
投稿子も反論するのなら、そういう穴をつけばいいものを、きっとそんなこと、知らないんだろうなあ。

鬱の週末

金曜日、勤務先の飲み会。くだらない話でだらだらと3時間半。時間の大いなる無駄。他者と自己に対する嫌悪感極大。ために帰宅後から土日にかけて気力最低。ほとんどふて寝。半醒半睡で本をながめたりする。
それゆえ土曜日、ひさびさの渋さ知らズ劇場もサボり。渋さ知らズの諸形態の中で一番すきな「劇場」なのに。
ちょっと気力が回復してきてパソコンにむかうとマウスが不調。さらに気力をそがれる。人が陰謀論を信じたくなるのはこういう時だろう。
月曜朝、3ヶ月ぶりに別館更新。アカウントを削除される寸前にあわてて、といった感じ。理想とする週1回は遠い。今回もまた色物系。別にねらっているわけではないのだが。

10月28日 SALT at NO TRUNKS

NO TRUNKSには実ははじめて。自宅から遠いので、敬遠していたのだ。
しかし、今日は2度しかないSALTの復活ライブ。金曜日であるから、あしたは休み、ということで行ってみた。
19時40分着。Rさんがいたので、相席させてもらい、開演まで雑談。ロシアツアー中のこまっちゃクレズマのはなしなど。
客は開演時で14人。開演後も徐々にふえ、最終的には21人。
20時18分開演。
1st setは「カミネコ」、Free improvisation~「Tochi」~「コメ・コメ・コメ」、「シャーマターラのマサカリ」。50分。 Free improvisation~「Tochi」~「コメ・コメ・コメ」はトータル25分を一気に。
休憩25分。
2nd setは「844」、「サラミ」、「音頭」、「河童」、アンコールに「Aedegemn」。70分。22時43分終了。曲目は前回アンコールでやった「Triple Spirals」をのぞいて一緒。勿論、印象はそれぞれにちがう。
今日は「844」と「河童」でのベースソロが印象的。特に「河童」では胃にひびいてくるよう。
「つぎはまた14年後。」と冗談をいっていたが、2回きりというのも勿体ない。HAYAKAWAのかわりのグループがなかなか始動しないので、いっそのことSALTを復活させればいいのに、と早川夫人にいうと、これはこれで勿論いいけど、あの2ギター、2ドラムも聴きたい、と。ごもっとも。
早川夫人、Rさんとすこし雑談してかえる。当然終電。しかも接続の関係でおくれた。明日は休みとはいえ、午前中に医者に行かなければならんのだが。しんどいなあ。

10月27日 東京ナミイBAND at Star Pine's Cafe

今日は19時30分開演予定。いつもこれぐらいだと助かるのだが。
19時5分着。結構はやく着いた。しかし、1階席はもうそこそこ入っている。で、今日も2階へ。
19時45分開演。まずゲストの佳村萌+坂本弘道。
「さかなの冒険」、「初恋のあとのあと」、「半夏○」(○は暗がりで書いたため、自分のメモの字が読めない)、「赤い花白い花」、不明、不明、「うさぎのくらし」、不明。45分。坂本はチェロだけでなく、のこぎりも使用。「赤い花白い花」はナミイBANDでもやったことがあるそうだ。ナミイBANDは結構行っているのだが、筆者は記憶にない。
セットチェンジをへて、20時47分より東京ナミイBAND。
「SALOME」、「Hello,I Love You」、「悲しい気持ち」、「バビロン」、「人魚の祈り」、不明、不明、不明、「Come Together」、「Alabama Song」、アンコール(不明)。22時15分終了。
佳村とナミイと、まったくタイプのちがうボーカルが対バン。鬼怒が妖精と悪魔、と表現すると、ナミイが「わたしもエキセントリック・オペラとかでは天使ですよ。」 鬼怒「天使と妖精はまったくちがうだろ。」 ナミイ「おなじ側でしょう。」 天使と妖精はやっぱりまったく別だと思うなあ。堕天使が悪魔になったのだから、むしろ天使と悪魔のほうがおなじ側ではないかという気がするが。
ナミイは出産をへてライブの機会も減っているが、ボーカルの迫力はおとろえていない。たいしたものだ。

10月26日 山下洋輔ニュー・カルテット at 新宿Pit Inn

諸般の事情で一昨日の坂田明グループ(鬼怒無月、伊藤啓太、外山明というおもしろい組み合わせ)も、昨日のベツニ・ナンモ・クレズマーも行きそびれてしまった。むう、なんたる不覚。なんの申し開きようもござらん。このしわ腹に免じてなにとぞお許しを……って、いや、平田弘史先生に影響されているだけです。
山下洋輔ニュー・カルテットとは5月1日にPit Innでやったメンバーがバンド化したもの。
山下(P)、柳原旭(B)、小笠原拓海(Ds)、米田裕也(As)というメンバー。当日乗の5月1日のライブ記事では柳原のことを栗原と書いてあるが、柳原が正しいようだ。書きまちがえたか。でも、資料(Pit Innのスケジュール)をみながら書いているはずなので、そちらが誤植だったのかもしれない。もう捨ててしまったので、なんともいえないが。
7割ぐらいの入り。最前列にすわる。入場時にPit Innの来月のスケジュールを配られる。今月はまた早いペースに戻ったようだ。
ほぼオンタイムで開演。
1st setは「First Bridge」(山下)、「ピカソ」(山下)、「Freedom Suite」、「ワンダリング・ナイト」(米田)、「スパイダー」(山下)。63分。
休憩25分。
2nd setは曲名不明、「Well, You needn't」(セロニアス・モンク)、曲名不明(バラード)、「ボヘミア・アフター・ダーク」(米田)、「クルディッシュ・ダンス」(山下)。
アンコールは「チュニジアの夜」だったかな。終演22時36分。
5月1日のときにも書いたが、若手3人の中では筆者は小笠原が一番おもしろいと思う。まだわかいだけに粗削りな面もあるが、今後が楽しみだ。

10月23日 Minga at 新宿Pit Inn

入りは二十数人。筆者はしっかり予約してあったので、最前列できく。
出演は早坂紗知、永田利樹、岡部洋一、大儀見元、竹中俊二、北原雅彦。ひさしぶりの日本人のみのMinga。Pit Innのスケジュールでは竹中、北原はゲストとなっていたが、北原はもはやゲストというよりメンバーかな。竹中はなんと、今日が誕生日だそうだ。
20時8分開演。
1st setは「ベンゴ」(同名映画より)、「Cai Dentro」(バーデン・パウエル)、「ウンモ・ドラード」(永田)、「たこくらげ組曲」(早坂)とおなじみの曲。「Cai Dentro」での岡部のパーカッションが迫力。
休憩32分。
2nd setは「Peace Warriors」(オーネット・コールマン)、「In Walked Bud」(セロニアス・モンク)、?(ビートルズ)、「Quimbara」。岡部が「Peace Warriors」でまたまた炸裂。
アンコール(曲名不明)で終了。22時44分。
上で書いたとおり、今日は特に岡部さんが印象的だったのだが、終演後、紗知さんにそういうと、岡部さん、今日はタビがえりで、しかも途中渋滞にまきこまれてつかれていたらしい。まあ、つかれているときのプレイがいい、てのは往々にしてあることだが。

10月21日 Niida UNIT meets ガムラン ガムる! PART3 at Star Pine's Cafe

2回が限度かな、と新井田さん本人が言っていたガムる!、3回目決行。それもゲスト大幅増量。
出演者をさきに書いておくと、まず新井田UNITがいままでと大幅にメンバーがかわって、新井田耕造(ds)、菅原潤子(g)、井口モエ(key,p)、石澤由男(b)、ラティール・シー(african percussion)、太田恵資(vln)。もうひとりパーカッションがいたように思うのだが、よくわからない。
それからウロツテノヤ子(バリガムラングループ)、高田アキコ(belly dance)、タブラクワイエサ(ダラブッカグループ)。スペシャルゲストにRIKKI(奄美の歌姫)。
18時55分ごろ着。19時開演だからぎりぎり。だから平日の吉祥寺で19時開演はきついんだって。
入口で久原大河画伯とRさんに早速出くわす。大河画伯は今日、KIKI BANDの新譜のジャケットの締め切りなのに来てしまったらしい。
1階(正確には地下2階というべきか)はよく入っているので(のちに立ち見も)、2階(正確には地下1階だろう)へ行く。この2階席、見通しがよくって、結構好き。入っていくと多田葉子さんを見かける。
19時7分開演。最初は新井田UNIT+ウロツテノヤ子で。
まず、「Bandung」。
次に「ガムる!」。多分新曲。リズミカルで楽しい。
つぎにウロツテノヤ子のみでバリガムランの古典曲。
今度は新井田UNITのみで「128拍32小節」。別名「めまい」。めまいがするような曲だから。
つぎにタブラクワイエサ+高田アキコで、「フェラジエ」。タブラクワイエサはいい意味で演芸的な要素もあって、おもしろい。
つづいてタブラクワイエサのみで1曲。
タブラクワイエサ+高田アキコで「タキシーム」。タブラクワイエサのうち1人はウードを演奏。
ひきつづきタブラクワイエサ+高田アキコで即興。アキコは剣の舞を披露。剣を頭にのせて踊ったり。「帰りまーす!」といってさがった、とおもったら、2階にもやってきた。
つぎは新井田UNIT+ウロツテノヤ子+RIKKI。「シュンブシュ」、「ながくも」、「糸くり」、「結いぬ島へ」、「むちゃ加那」とつづく。2階のあきスペースで子供が踊っていたりするぐらい楽しい。
さらに「金の雨」、「豊年」、「塩道長浜」をやる。
RIKKIがさがってラスト、「Thihai Songs」。
アンコールに全員で「夕べ」。終了は21時47分。
休憩なしで2時間40分たっぷりと。出演者も多彩で、単なるライブというより、ちょっとしたイベントみたい。ロック、ガムラン、ダラブッカ、ベリーダンス、奄美島歌といろいろな要素がまじりながらも、ばらばらな感じではなく、統一感もある。新井田さん、プレーヤーとしてだけでなく、プロデューサー的な才能もなかなかのものだ。
終演後、梅津和時さん、関島岳郎さんを見かける。梅津、関島、多田とそろって25日のベツニ・ナンモ・クレズマーの下見ですか、というと、別にそういうわけでもないらしい。
大河画伯が「今日来ていること、梅津さんに対してくちどめしようと思っていたら、見つかってしまった。」と苦笑していた。

10月20日 片山広明 With 渋さ知らズ 秋の大録音大会 2日目 at Buddy

昨日にひきつづいてのレコーディング・ライブ。
出演は昨日とおなじだが、室舘あやとスガダイローは欠。高岡大祐さんのブログによると、昼は参加していたらしい。夜は別仕事があったのようだ。そういえば、斉藤社長も1ヶ月スケジュールを勘違いして、ダブルブッキングだったそうだ。
今日も19時15分ごろ着。入りも昨日とおなじぐらい。ちなみに筆者がすわった場所も昨日とおなじ。
19時55分開始。昨日はラス前までメンバー紹介しなかったのだが、今日は冒頭でメンバー紹介(by不破)。
渡部真一を「司会」と紹介。不破は「解説者」だそうだ。なんか不破さんご機嫌。
渡部は今日は褌+法被スタイル。本人によると、「昨日、普通の格好していたら、すわりが悪くて。」とのこと。台詞だけで特にパフォーマンスはなし。
でもって、レコーディングなのに、さやか&ぺろも参加。さやかは衣装(オレンジ)と同色のかつらだったが、ぺろはめずらしく自髪(衣装は赤)。個人的には黒髪もにあうとおもう。
前半1時間、休憩30分、後半45分。
内容的には昨日とおなじような感じ。つまり、曲目もほぼおなじで、ミスったら途中でとめてやりなおしたりするのとか。演奏はおなじ曲をやっても、当然、おなじにはならないのだけれど。
なんにしろ、結構めずらしい2日間だった。どういうCDになってくるのか、たのしみ。

10月19日 片山広明 With 渋さ知らズ 秋の大録音大会 初日 at Buddy

チラシによると、「ライブレコーディングではありません。録音風景を公開するものです。渋さ知らズのライブでもありません。」とのこと。ライブレコーディングとはちがって、あくまでレコーディングがメインで、ついでにその風景を有料で見せてしまう、というものらしい。早川岳晴さんの「ずれずれ草」によると、「アルバム一枚分を昼夜1回ずつ、単純計算で都合4回録っていいテイクを選ぶという」ものだったらしい。
19時15分着。窮屈でない程度の入り。
くばられたチラシのなかに今日の録音のCDについてのものもあり。来年初頭、Studio Weeから出るとのこと(あとで聞いたところでは、早ければ年内にも出るらしい)。案内メール希望者はアドレス書いて出せ、となっていたので、一応書いておく。一応、というのはそうしなくてもStudio Weeからなら案内メールはくるだろうから。
開演前、梅津和時さんの姿が。「ドム フェスティバル イン ジャパン」のチラシ()を置きにきただけらしい。
つづいて早川岳晴夫妻の姿が。とおもったら、早川さんは出演者だった。そういえばチラシにも名前があった。すっかり忘れていた。
20時開始。出演は片山、不破大輔、早川岳晴、泉邦宏(渋さ知らズではひさしぶり)、小森慶子、立花秀輝、川口義之、佐藤帆、鬼頭哲、北陽一郎、辰巳光英、高岡大祐、大塚寛之、斉藤“社長”良一、関根真理、磯部潤、倉持整、室舘あや、スガダイロー、中島さちこ。ギター二人は、大塚が上手(かみて)で、社長が下手(しもて)。いつもとは(といってもそうたびたび見ているわけじゃないが)逆の配置。
レコーディング、といっても、ステージにパーティションを置いていたりはせず(武田和命の「ジェントル・ノヴェンバー」はそうやって録音された。ライブハウスじゃなくホールで、客は入っていないが)、普通にならんでいる。不破は指揮専念で、早川がベース。エレベだけではなく、アコベと併用。
前半1時間(曲名略)。途中地震あり。上記のミュージシャンのほか、渡部真一が台詞のために出演。今日は単なるレコーディング、ということで、普通のジャージ姿。
休憩33分。
後半66分。レコーディングなのにちえが出てきて暗黒舞踏。やっぱりただのレコーディングには終わらない。
曲によっては途中で「ちょっとまちがえました。」といってやりなおしたりも。このへんはいかにもレコーディング。
このセットでやった「ドランケンシュタイン」のベースが筆者にとってはこの日のハイライト。
なお、最後の曲は「ひこうき」。ムロアヤ、関根のボーカル。これ、アルバムに入るのかなあ。片山さんのリーダーアルバムでボーカルが入るなんて、デガショー以来か?
帰りに早川さんとちょっと話。渋さ知らズに出るのはひさしぶりですね、というと、4年ぶりかな、と言っていた。

10月13日 林栄一・渡辺隆雄・井野信義・小山彰太 at 新宿Pit Inn

林栄一2DAYSの初日。林さん復帰後、はじめていくライブだ。
19時50分着。4列目にすわる。30人ぐらいの入り。
20時7分開演。
1曲目に「ディーパーズ」を13分。
ここで宮城在住のパーカッショニスト、大内アキヒコが参加。5人で「白神」。22分。
3曲目は「ブラザー」。19分。
1st set最後に「North East」。17分。井野のアルコソロがまるで人の声のようにきこえる。1st setはすべて林のオリジナル。
休憩30分。
2nd set最初は、まず4人でミンガスの「Better Git Hit in Your Soul」。10分。
2曲目に林のオリジナル。曲名はよくききとれなかったが、「Song Four」?9分。
ここからまた、大内をくわえて5人で。オリジナルの「夜と友達」。10分。
4曲目もオリジナルで「夜の波止場」。17分。
ラストに井野の「D.D.」。11分。ドラムソロはさすがの迫力。それにパーカッションがくわわり、大迫力。
アンコール(曲名不明)を7分。終了は22時55分とたっぷりの演奏。
林さん、元気そうでさいわい。演奏も当然ながらおとろえなしですばらしい

10月11日 missing link at 新宿Pit Inn

前回から2週間しかたっていないが、またmissing link。今回はノーマルmissing linkのはずが、吉田隆一病気のため、かわりに松本健一(ts)がはいるという、イレギュラー・バージョンになってしまった。
19時45分ごろ着。先客わずか2名。当然最前列へ。最終的な動員数も十数名。
例のごとくプログラムを転記しておく。

1st stage

1,syrtis(T.Watanabe)
2,DIRECTIONS(J.Zawinul)

3,heavy8(T.Watanabe)
4,ringwanderung(T.Watanabe)
5,up!(T.Watanabe)
6,Tarzan in Tokyo(T.Watanabe)

7,Looking After Life On Mars(isotope214°)

2nd stage

1,K's Walk(T.Watanabe)
2,N-FUNK(T.Watanabe)
3,The spell was cast(T.Watanabe)

4,tribal funk(T.Watanabe)
5,DANCE(T.Watanabe)

6,POP8(T.Watanabe)

7,Carnival Baby(T.Watanabe)

20時6分開演。
メンバー紹介などのあと、1,と2,をつづけて。
つづいて3,と4,メドレーで、切れ間なく5,と6,をメドレーで。4曲連続しての演奏。6,の長いベースソロがすばらしい。
7,で1st tage終了。20時58分。missing linkとしてはみじかめ。
休憩25分。場内を見ると、片山広明さんと辰巳光英さんがいた。
また、Rさんに声をかけられる。久原大河画伯のLPバッグを見せてくれた。ロフトで売っていたそうだ。全体はLPサイズで、CDサイズのポケットもついているというすぐれもの。けっこうマチがあるので、トートバックとしても充分につかえる。見かけたら買おうと思う。デザインは何種類かあるのだが、そのうち1種類の写真がのっているブログがあったので、リンクしておく
さて、2nd stage。
まず、1,、2,、3,をつづけて。中山のギターがノイジーで良。
4,と5,やり、「今日最後の曲」といって6,をやる。
やり終わるや否や「では、ひきつづいてアンコールにいってみたいと思います。」といい、ドラムス+パーカッションのデュオ~7,をやって終了。22時42分。2nd stageはたっぷり。
松本は開演前のリハでちょっと合わせたぐらいの、ぶっつけ本番にちかい状態でのプレイだし、そもそも吉田バリトンなので、音域もちがうのだが、さすがにそつなくこなしていた。吉田復帰まではこのメンバーでやるのだろうか。
なお、筆者は最前列にいたので、ベース音が直撃、腹におもいっきりひびいた。堪能堪能。

10月9日 SALT at アケタの店

なんと14年ぶりのSALT。CD発売、というか再発、というかにあわせての2回だけの再結成ライブ。もっともSALTははっきりと解散したのではなく、有耶無耶のうちになくなったらしいので、再結成、というのが正確な表現かどうかはわからない。
早川さんによると、CDが出るんでひさしぶりにやろう、と声をかけたところ、あんまり轟音なのはもうやりたくない、としぶったメンバーがいたので、俺も最近音、小さくなったから、とダマしてブッキングしたとかなんとか。
19時35分ごろついたら、もうほぼ満席。いや、たてまえ上の開演時間は19時30分ですがね。さいわいにして一番前の席があいていたので、すわる。
20時2分開演。「カミネコ」、つづけて「コメ・コメ・コメ」。
ここでMC。「14年ぶりなんで、昼、スタジオをかりてすこしリハーサルしました。もう、曲もあまりおぼえていないし、譜面も残っていなかったりします。でも大丈夫です。」
つぎに「Tochi」、「シャーマターラのマサカリ」で前半終了。約50分。
休憩20分。開演時にはいなかったKさんがいた。ジャズプロから駆けつけてきたが、開演より10分ぐらい遅れたそうだ。
後半は「844」、つづいて「サラミ」。
それから、「すんなりいけば今日一番しずかな曲になるはずです。」といって「河童」。一番しずかな曲がほかのバンドの一番うるさい曲相当かもしれない。
そのあと、「音頭」、「Aadegemn」で後半終了。
アンコールに「Triple Spirals」。22時28分終了。伝説のSALTの轟音にひたれてしあわせ。
終演後、CDもよく売れていた模様。今日はCD-Rもつく。すでにCD-Rなしで買ってしまった人にも自己申告で配布。CD-Rのレーベル面タイトルは早川さんの手書き(本人曰く、「私は書の心得があるので。」)。これだけちょっとうらやましい(Studio Weeからの通販分はプリント)。
で、持参した通販購入分にメンバー3人のサインをもらう。Kさんは「86,90,91」のみならず「844」も持ってきて、サインをもらっていた。しまった、筆者も持ってくればよかった。とちょっと後悔。

10月8日 横濱ジャズプロムナード2005 1日目

去年は2日目のみの参加だったが、今年は1日目のみの参加。
この時期だというのにやけにむしあついうえに、少々雨もよい。去年といい、ジャズプロは天候にめぐまれないな。
まずはMINGAを聴きに関内小ホールへ。11時40分ごろホール前についたら長蛇の列。大ホールのギター・サミットが混雑しているのだとおもったら、小ホールの方だった。開場がおくれているらしい。11時50分にやっと開場。3列目にすわる。
開演時、ほぼ満席。さらに入場者ありで、開演後に完全に満席になる。あとできいたところ、つぎからつぎへと入場者が押しよせ、カウントしただけでも100人以上の入場をことわったそうだ。去年の情文ホールでもはいりきれなかった人がいたようだが、情文ホールよりひろい(すこしだけど)関内小ホールでこれはすごい。なんかベテランのスタッフも朝イチのプログラムでこれだけ客がつめかけたのははじめて、といっていたそうだ。MINGA、来年はいよいよ大ホール進出か。は極端にしても、開港記念館かランドマークホールあたりにすべきではないだろうか。
12時5分開演。出演は早坂紗知、永田利樹、中島徹、ワガン・ンジャエ・ローズ、アブドゥ・バイファル、大儀見元、北原雅彦。プログラムではイバ・ンジャエ・ローズの名前もあるが、イバは今回は不参加。
1曲目は「ジャボニー」という曲。雨乞いの歌らしい。
2曲目に「Cai Dentro」。早坂、自分のソロがおわると、ステージのそでに水を取りにいく。自分の分だけでなく、メンバー各人の分も持ってくる。気くばりのいきとどいたバンマスだ。
つぎにアブドゥの「ブン・ブン」。
4曲目に、去年にひきつづき永田の「Lucifer's Bebop」。この曲をライブできくのはひょっとすると去年のジャズプロ以来ではないか。今回はベースソロからはいっていった。何度きいてもいい曲だ。
ラストに「Quimbara」で、13時3分終了。
たいへん力のはいったいい演奏だった。ワガンのスティックなど、何度も先がくだけて飛んでいた。
あまりにノリがよいためか、隣席の人はおもいっきりからだをゆらしていた。それはまあいいのだが、それがあまりに激しいので、こちらの席までゆれて、なんか酔いそうになってしまった。演奏をきくのにも時々集中がそがれるし。ちょっとした不幸。
終演後、Kさんに声をかけられる。朝イチで一仕事したあと、新幹線でかけつけ、開演ぎりぎりに飛びこんだのだそうだ。入場をことわられなくて幸いでした。
その後、永田さん、紗知さん、物販をてつだっていたK子ちゃんらに挨拶&雑談。

つぎにおなじく小ホールで芳垣安洋カルテットをKさんと聴く。メンバーは芳垣、加藤崇之、斉藤“社長”良一、佐藤研二。編成(とメンバーの半分)はEmergency!と一緒。先にも書いたとおり、この裏では大ホールでギター・サミットというプログラムがおこなわれているが、こちらも怪物級のギタリストが二人。というか、筆者にとってはこちらの方がずっとすごい。
にもかかわらず、入りはよくない。キャパの3割ぐらいか。なぜだ。ジャズプロといえば、かのVincent Atmicus発祥イベントではないか。なのに、どうして芳垣さんのユニットがこんなに不入りなのだ。などと思ってしまう。
そのうえ、演奏がはじまると、何人かの客が出ていってしまう。まあ、それは予想のうち。予備知識なしに聴きにきてしまった人の中には、逃げだしたくなる人がいてもやむをえまい。なにしろ大轟音で変態ギターが2本だ。
曲目は、フリー~「Run & Run」が29分。曲名不明27分。この段階で14時49分。終演予定時刻は14時50分。ゆえにここで終わりだと思ったら、さらに「皇帝」をやって、終了は15時5分。聴いている筆者はうれしいが、スタッフは気が気じゃなかっただろうな。
社長のギターはいつもにましてさえ、加藤さんも大変態な演奏。あとできいたら、加藤さん、この直前までべろんべろんに酔っていたらしい(MINGAの楽屋に真っ赤な顔であらわれたのが目撃されている)。それにもかかわらず、か、それゆえに、か、壮絶な演奏だった。

つづいてKさんとつれだって大ホールに移動。酒井俊グループだ。こちらは15時の開演。ほぼ時間どおりに開演したらしく、すでに始まっていた。場内くらくて席とかがよく見えないので、うしろの方にすわる。で、しばらくしてから気がついたのだが、となりにすわっていたのがK子ちゃんだった。
場内はほぼ満員のようだったが(くらいので正確にはわからないが)、客の出入りが結構はげしい。
出演は酒井、太田恵資、坂本弘道、田中信正、松永義孝、岡部洋一。田中は脚を骨折していて、松葉杖をつかって出入りしている。いたいたしい。ピアノのペダルは片脚でしかふめなかったんだろうなあ。
曲目はいっぱいなので省略。
個人的におもしろかったのは、坂本のチェロ。フォスター・メドレー(「Beautiful Dreamer」~「Jeanie with the Light Brown Hair」~「Old Black Joe」)のときは、いつもとはうってかわって美しくひいていたのだが、「買い物ブギ」になると、いつもどおりのアバンギャルドな演奏になって、その幅の広さを見せつけられた思いがする。
アンコール(「満月の夕」)までふくめて、終演予定時刻の16時40分ほぼ丁度に終了。芳垣さんとちがってお行儀がいい。まあ、もともと枠が100分あるからなあ。

さて、つぎ。峰厚介クインテットにでも行こうかな、と思っていたのだが、それが終わってからでは、夜の板橋文夫グループは混んではいれないかもしれませんよ、とのKさんのことばにしたがって、やめ。Kさん、K子ちゃんと近くの中華料理屋で食事。
食べ終わってぶらぶらとドルフィーまで歩く。18時ごろ着いたら、会場は18時45分です、といわれて、整理券をわたされる。15番。若いようだが、われわれ3人で1枚の整理券なので、先客もその2~3倍いるのだろう。峰クインテットをあきらめてよかった。
開場まで時間があるので、スターバックスあたりで時間をつぶそうとしたのだが、みつからない。マクドナルドがあったので、ここで桃シェイクを飲んで時間つぶし。スタバより安上がりでした。桃シェイクもおいしかったし。

18時40分ごろドルフィーにもどる。やっぱり開場おし。待っているうちに雨もふってくる。19時5分開場。
店内、やっぱり超満員。テーブルをはずして、椅子のみでぎゅうぎゅう。最前列の一番上手(かみて)がわが丁度3席あいていたので、すわる。
19時25分開演。出演は板橋、片山広明、田村夏樹、太田恵資(酒井俊とつづけての出演。さすが太田さん)、井野信義、小山彰太、外山明、後藤篤。本当は吉田隆一も出演予定だったのだが、結核(!)で入院、とのことで欠場。吉田さん、病弱でやせてしまった、冷え性になってしまった、とかいっていたら、冗談ごとでなく、病気になってしまったらしい。かげながら快気をお祈りいたします。
演奏は前半55分、休憩17分、後半51分で21時28分まで。曲目は「ハバリガニ」とか「ジャンボ!オブリガード」とか(あとはよくわからん)全6曲。途中、外山のセットがちょっとくずれたりのハプニングも。
筆者の目の前は後藤。低音部ではトロンボーンが顔の直前までのびてくる。先日(10月3日)のアルコといい、音ばかりかビジュアルまで迫力な位置だ。Kさんもなんかズボンに風があたる、と思ったらバスドラの音圧だった、とか。とにかく、そういう大迫力環境で大迫力の演奏を堪能させてもらった。
演奏終了後もアンコールの拍手がなりやまず、板橋が出てきて「もう時間オーバーしているんだから。」(予定では19時~21時)といいつつ「渡良瀬」をソロでやって全終了。

というわけで、トータル5時間半にわたって濃ーーーいライブをおなかいっぱいに楽しんだ。たいへんコストパフォーマンスのいい一日だった。

Kさんはこの日は横濱箔。方向がおなじK子ちゃんと一緒に帰る。

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