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3月9日 一噌幸弘GROUP スペシャルセッション at 新宿Pit Inn

実は一噌さんがメインのライブを聴くのははじめてだ。CDなら「東京ダルマガエル」をもっているのだが。
それならメインでないライブを聴いたことがあるのか、という疑問がでてこうようが、これが、ある。それは、いまから17・8年くらい前、いまはなき六本木Pit Innでだ。Sence of Wonderのライブであった。
いわゆる「予定された乱入者」としての出演。難波弘之さんが「若い能管のお師匠さんです。」と紹介して、客席からステージにのぼったのが、まだはたちそこそこの一噌さんだった。
これって、ポピュラー系ではほとんどデビューに近いステージだったのではないか。当然、客席でその名前を知っている人はほとんどいなかっただろう。筆者も勿論初耳。能管師が、プログレのゲスト?えらい場違いだな、と思った記憶がある。
ところが能管を駆使してのあの超絶プレイ(いうまでもないと思うが、当時から一噌さんはすごかったんです)。どぎもを抜かれてしまった。1・2曲やって一噌さんが退場したあと、難波さんが客席の反応を見て、「ね、すごいでしょ。」と満足そうに言ったのが印象にのこっている。
そんなわけで前々から一度生で聴かねば、と思いつつ、実現していなかったのだが、今回は場所がおなじみのPit Innだし、壷井彰久さんは出るし、山下洋輔さんまでゲスト出演なので、いい機会だと思って聴きにいくことにしたのだ。
19時20分ごろ、Pit Innにつくと、店の前は大混雑。うわ、こんなに入るのか、予約しておいてよかった、と思う。
5分ぐらい遅れて開場。筆者は予約開始日だったか、その翌日だったかに電話予約したのだが、名前が呼ばれるまでに結構あった。熱心なファンが多いらしい。それでもなぜか2列目に空席が結構あったので、わりといい席で聴くことができた。ちなみに今日の客席はテーブルなしで、椅子の前後間隔もかなり狭め、後ろのほうには補助椅子ありで、さらに立ち見も結構出るという大盛況。また、NHK-BSで一部放映されるとかで、ビデオカメラが1台入っていた。
20時8分、一噌、壷井、茂戸藤浩司(和太鼓)の3人が登場。一噌が滑舌悪く(風邪で調子がわるいらしい)メンバー紹介したあと、「ズーター」。9分。
山下が登場して、4人で「角笛即興曲第二番」。16分。
3曲目、「すいすい」。一噌、曲名を言ったあと、壷井、茂戸藤のほうを見て何度も「いいですか。いいですか。」とくりかえしたあと、自分がMC用マイクを持ったままなのに気がつき、「あ、笛を持たなきゃ。」 壷井に「マジボケですか。」と突っ込まれる。9分。
この曲のラスト直前でバイオリンの絃が切れたので、壷井が張りかえる。 一噌「どれぐらいかかりますか。」 壷井「2分ぐらい。」 一噌「ええっー!替えのバイオリンはないんですか。」 壷井「なに今日はそんなに急いでるんですか。いつもはもっとしゃべっているのに。」
といわれて、つぎの曲「たうたうひー」の意味の説明をはじめる。曲のはじめの部分を能の唱歌(しょうが。平たくいえば口三味線のようなもの。ヲヒヤリの類。)で表現した、とのこと。その説明の途中で弦の張りかえがおわってしまうと、「はやいね。中途半端だな。話がおわるころにおわってよ。」
てなことがあって、「たうたうひー」。15分。壷井のソロがまさに超絶。絃張りかえ効果か。(そんなわけありません) ここで1st set終了
休憩32分ほど。
2nd set。一噌、壷井、茂戸藤が登場。この3人で13.5拍子の曲。多分題未定。14分。茂戸藤の和太鼓がこの変拍子をみごとにたたく。たいへん力強い。
つぎは一噌と山下のデュオで「ヤマアカガエルの悲しみ」。もともと山下とのデュオ用につくった曲だそうだ。曲名の由来は、飼っていたヤマアカガエルの前で笛を吹いたら、カエルがびっくりしていきなり産卵をした、こんなことで産卵したくなかったろうな、と思い、カエルの気持ちを思いやってつくった曲、だとか。スローな曲。9分。
以降はまた4人で。まず、曲名未定の曲。ニ長調なので、仮題は「ニチョ」。一噌「ニ長調はバイオリンにとって開放絃が沢山使えたりして、弾きやすいですよね。」 壷井「そうなんですか。そういう曲、やったことないので。」11分。
ラスト、「断末魔 ヂヂ(地地?)」。ヘビトンボがまちがって殺虫剤をかけられて、死ぬような曲、らしい。ラストナンバーだけに、4人とも力の入ったいい演奏。18分。
アンコールに「孫太郎」。「さっきヘビトンボの話をしましたが、ヘビトンボの幼虫を孫太郎というんです。こんなところで話がつながった。」11分。
22時53分終了。
帰りぎわ、Pit Innの入り口のちかくの壁に大河画伯の絵らしきポスターがはってあるので、近づいてみると、まさに今日のライブのポスターだった。大河画伯が、一噌さんが画伯の絵を見てチラシをたのんできた、と言っていたが、これか。入場時にくばられたチラシ群のなかにはなかったな。はいっていた人もいたようだけど。くやしい。
この日、「sunny day sunny」落札。

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コメント

初めまして!
「一噌幸弘」で検索してたどりつきました。
先月より、「isso 謳歌」という一噌幸弘さんのファンサイトをやっている者です。
このライブ、私は立ち見でした。
ライブハウスに行くのが2回目という初心者でして、ギリギリにいったら立ち見でした。
山下さんの威力なのでしょうか?
克明なレポ、すごいですね!
私も曲名だけはメモするのですが、こんなに会話まで記憶できるなんてびっくりです。
とても参考になりました。ありがとうございます。

コメントありがとうございます。
このブログをはじめてから、曲名は勿論、MCもおもしろいものは要点をメモするようになってしまいました。キモになることばとかをメモっておけば、あとはだいたいそれに関連して思い出せるものです。執筆までに間があくと、まれになんのことだったかわからなくなることもありますが。

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