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2.26 早坂紗知Birthday Concert Vol.19 at Buddy

もたもたしていて家を出るのがおそくなり、あわてて準備していると、電話がかかってくる。「グローバリー」とかいう財テク関係の会社。興味もないし、いまから出かけなければならないと言って、けんもほろろに切る。実際問題、知人からの電話でもゆっくり応対している暇はない。それにしてもあまり公にしていない電話番号をどこから手に入れたのだろう。Yahoo! BBの情報もれの際か。
山手線が途中で一旦停止してしまい、ヒヤリ。さいわい2・3分の停止で運転再開。
西武池袋で、電車の乗り口のほうからおりてくる(それも乗ろうとしている人に突き当たるように)ジジイあり。いい歳をして常識もマナーもないのか。こういうのを馬齢を重ねるという。いや、それ以下か。今の若いやつは、とは古代エジプト以来いわれてきた言葉だそうだが、ろくでなしに年齢は関係ない。
19時15分、Buddy着。今年は山下さん欠場もあってか、例年ほどの混雑ではない。とはいえ、まんべんなくよく入っている。前方(ただしかなり上手(かみて)より)に空席をみつけて座る。満席で、開演までには立ち見もそこそこ出る盛況。重畳。
新譜の「beat beat jazz beat!」を早速買う。正式発売は4月の予定だが、2.26に先行発売するべく、いそぎ製作したらしい。デザインとイラストはこれまた久原大河画伯。内容については、次項でふれる予定なので、ここでは略。
入場時配布されたものは紗知さんの今後のスケジュールと、3月20日に新宿OPENでおこなわれる「Minga Presents ~The African Special Night~」のフライヤーと「THE TENGU TIMES」なる小冊子。2.26恒例のアンケートはえらく簡略化されて、スケジュールの下に印刷でキリトリ線があって、感想などがあったらこの裏に書いてくれ、となっている。これでは書く人は少ないのではないか。メールやBBSの書き込みも歓迎となっているが、わざわざあとで書こうという人はなおのこと少ないと思う。本気で感想をもとめるのなら、面倒でもアンケート用紙は作ったほうがよい。
「Minga Presents ~The African Special Night~」のフライヤーのMINGAの紹介文に「現在はセネガル、ガーナ、ドイツ、スペイン、NYのミュージシャンたちが参加し」とある。ドイツはコスマスのことだとして、スペインって、だれだろう。NYって、ひょっとしてフェローンのこと?フェローンはMINGAに参加したとはいえないと思うがなあ。あ、Steve Jacksonのことかな。さらに「HipHop、レゲエ、ジャズとジャンルを問わず今最も注目されているグループである。」と。いやほんと、それぐらい注目されれば言うことないんだが。
今日の出演は早坂紗知(as,ss)、永田利樹(b)、中島徹(p)、イバ・ンジャエ・ローズ(perc)、大儀見元(perc)、つの犬(dr)にゲストとして土岐英史(as,ss)。つの犬は今日は(和太鼓ではなく)普通のドラムセット。とはいえ、太鼓もシンバルも数が多い。シンバルなど、ハイハット以外に7枚もあった。
場内には一脚つきのカメラ1台のほか、ハンディビデオカメラ2台。ビデオカメラはステージにのぼってミュージシャンを接写したりもしていた。前々からライブビデオ(DVD?)を出したい、と言っていたが、いつもの流し撮りではなく、ここまでやるということは、いよいよ実現を意識しているのか。
19時48分、永田、中島、大儀見、つの犬がステージにあがって、徐々に演奏をはじめる。ほどなく早坂が登場して、「Cai Dentro」。早坂はソプラノ。エンディング部分は今日もあっさり。10分。
つづいて土岐が登場。「白夜」。早坂はソプラノ、土岐はアルト。15分。つの犬、千手観音のごとくドラムをたたく。
ここでしばしMCとメンバー紹介。
イバが登場して、「In Walked Bud」。早坂、土岐ともにアルト。師弟でおなじ楽器を吹いているのだが、音の印象が相当ちがうのがおもしろい。ちがいをことばであらわすのは難しいが、あえて言えば土岐は円熟のジャズサックス、早坂はよりとんがった感じか。イバのサバール、するどし。中島とのコンビネーションもよし。ラストの早坂のソロはさすが。19分。
4曲目は「My Little Suede Shoes」。オープンニグのイバとつの犬のデュオがすばらしい。早坂はアルト→ソプラノ。土岐はアルト。いつもよりスローテンポでの演奏。12分。
前半ラストに「ザ・ライト・タイム」(土岐)。早坂はソプラノ、土岐はアルト。前半最後ということでか、ソロまわしあり。それぞれに良いのだが、特につの犬のソロはたたきまくりで笑ってしまった。筆者ばかりでなく、紗知さんも笑っていたが。17分。前半戦終了は21時5分。
休憩36分で、後半開始は21時41分。
イバ以外の全員がステージにあがり、「カフォソルチ」。早坂はソプラノ、土岐はアルト。13分。
つづいて「Cマイナー」(土岐)。早坂、土岐ともにアルト。つの犬がスタートの合図を出すが、タイミングが合わずに笑いがおこり、出しなおし。曲はストレートなジャズ。11分。
ここでおしらせコーナー。ライブの宣伝以外に、つの犬が高尾山を圏央道のトンネル建設からまもる運動の紹介。さきの「THE TENGU TIMES」はそのアピールの冊子であった。
後半3曲目は「Ghost on the clave」(永田)。イバがサバールをたたきながら登場。もう、それだけですばらしい。また、中島が過激にしてリズム感あふれるピアノプレイ。早坂はソプラノ。土岐はアルト→ソプラノ→アルトと、今日はじめてソプラノを使う。12分。
次に「Yaye Boye Balman」。早坂はソプラノ、土岐はアルト。またまたイバと中島が聴かせる。10分。
早坂が、土岐との昔の話をしようと思っていたが、時間がおしているので(開演前と休憩に時間をとりすぎた?いや、演奏時間もとても長いが)また次の機会、とアナウンスし、最後の曲「Jelly Fish組曲」。早坂はソプラノおよび2管吹き。土岐はアルト。先日の林栄一UNITにひきつづき、永田のアルコソロが大迫力。アルコを絃にたたきつけたとき、松やにがけむりとなって飛び散る。みていてびくっとする。22分。
アンコール、前田優子さんがきているとかで、紗知さんが呼び出そうとしたが見つからず。7人で「ジャンガーダ」。今度は早坂と土岐はソプラノ対決。9分。曲の終わりのほうの、演奏しながらのメンバー紹介の際、土岐が名前を呼ばれながらも気がつかず、早坂が一生懸命何度も呼んだりして笑えた。
終了は23時5分。いやー、実にたっぷりの演奏であった。
今年は2.26レギュラーの山下さんがいないので、どうなるか、と思ったが、no problem。実に実に楽しいライブだった。
終演後、紗知さん、永田さんに挨拶して「beat beat jazz beat!」にサインをもらう。永田さんは先日の林UNITのブログ記事を読んでくれたそうだ。よろこんでくれたそうで、さいわい。まあ、ドシロウトが勝手なことを書いているだけなので、妥当性は保証のかぎりではありませんが。でも、思ったこと、感じたことをそのまま正直に書いていることだけは保証する。
林さんもあのライブは気に入っているそうだ。ビデオに撮っていたそうで、音がよければCDにしたいと言っているとか。あの日のライブはその価値は充分にあると思う。あの演奏を聴けたのが10人だけでは、もったいない。
あの日の演奏にはジャズの、いや、音楽の「今」がある。言うまでもないが、音楽の「今」とはミュージシャンのいわば内的必然性から作られるものだ。決してAVEXあたりが大金をつかって作るものではない。ジャズにかぎってもレコード会社がスイングジャーナルに多額の広告費を払って作るものでもない。
そのあと、大河画伯にもサインをもらう。先日のブログでサインをほめたので、「なんのアイデアもありませんけど」などと言いながら書いてくれる。そう言いながらもただのサインではおわらないところはさすが大河画伯である(あんまり書くとプレッシャーになるかも知らんが)。そうそう、大河画伯も今日のライブは良かった、と言っていた。 「イバを聴いたのはじめてですけど、やっぱりすごいですね。あの兄弟はみんなすごいんですね。」とは大河画伯の言。

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