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2月16日 林栄一UNIT at Buddy

出演は林、永田利樹、つの犬、石塚俊明。客数は10人。
1st set、20時2分~20時45分、2nd set、21時11分~21時48分、各1曲という、みじかめの構成。2曲とも譜面もなかったので、インプロだとおもうが、まったくのフリーインプロではないかもしれない。事前にある程度の構成、というか、打ち合わせがあったのではないかという気がする。
石塚は普通のドラムセット(といっても太鼓やシンバルの数が少々多めだが)だが、つの犬は太鼓のほとんどが和太鼓という、おもしろい編成。
客もすくなく、時間もみじかかったが、内容は文句なし。超個性的なツインドラムのリズム、すばらしい響きのウッドベース(ハコがBuddyだから、特にベースの響きがすばらしい)の上をアルトサックスが自由自在にブロウしまくる。インプロにありがちな「曲というより音の集合体」ではなく、メロディとなるべきところはメロディとなり、吹きまくるべきところは吹きまくり、そして、リズムはリズムで、自然にからだが動きだすような、理想的なフリージャズインプロであったように思う。
後半、ドラム2人+ベースのみで演奏された部分の、永田のアルコ弾きは圧巻。このパートでは、ベースがいわばメロディをとるわけだが、サックスのバックとなっているときとはうってかわって、時に凶暴といえるほどのすさまじい演奏。永田は早坂紗知のユニットでの「ウラ番」的な役割など、サブとしての印象がつよいが(ベースという楽器の性質でもあるが)、ソリストとしての力量も尋常でないものがある。
ドラムス2人はいわずもがな。特にこの日はつの犬が和太鼓を持ってきていたため、おたがいの個性のちがいが際立ち、ツインドラムの効果大。林のサックスに関しては、もはや多言は不要だろう。
この日の演奏は、というか、このメンバーたちは、まぎれもなく日本で、いや、世界でもっとも先鋭的な音楽をやっているミュージシャンの一員だ。

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