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2004年11月に作成された記事

東京新聞がいいかげんな「調査」を垂れ流しにする

このブログではときどき朝日新聞の記事をネタにしているが、それは私の購読紙が朝日だから目に付きやすい、というだけの理由で他意はない。目に付きさえすれば、他紙の記事だって当然ネタにする。というわけで今回は他紙のネタを。
東京新聞のウェブサイトで「イラク派遣延長と世論 都合の悪い声は『衆愚』」という記事を見つけた。ちなみにカテゴリは「特報」。
これまた、先日の朝日の論説に劣らず、あきれるほどレベル低い記事といえよう。
まあ、記事の趣旨そのものにはあまり異論はない。私も小泉首相のファシスト的な資質には大いに危惧を抱いている。
しかし、いきなり「シール投票」の話から始め、これをきわめて肯定的に評価しているのは大いに問題だ。投票結果、というか途中経過も紹介されているが、シール投票の数字は世論ではない。
何がまずいかというと、一言でいうならばサンプリングの問題だ。この調査の呼びかけ人は「調査対象千人程度の調査なら、いっそ自分たちでやれるかな」と述べているが、マスコミの世論調査で対象にされる千人と、シール投票の1万人ではまったく質が違う。東京新聞は私個人でも職場でも購読していないので、どのような手法で社会調査を行っているかは知らないが、朝日新聞や讀賣新聞の世論調査では統計学的にほぼ妥当な手続きをとったサンプリングで調査対象を選んでいる。それでも結果に多少の差は出る。この記事中でも讀賣のほうが朝日より反対が10%も少ないが、これは誤差というよりは、質問のしかた、選択肢の表現、などによるものだろう。具体的にはどういうものかは分からないが、「保守系」の讀賣は比較的イラク派遣に好意的に、「革新系」の朝日は比較的批判的に出るようなそれだったのだろう。
それに対してこのシール投票では、きちんとしたサンプリングなどまったく行われていない。対象は「たまたま神宮橋を歩いていた人」に過ぎない。たとえば投票者の年齢を調べてみれば、著しい偏りが出ることだろう。おそらく大半は20台以下の若者のはずだ。
しかもこういう「調査」をしている人は、まず間違いなく自衛隊イラク派遣に批判的な人たちだ。そういうことは神宮橋を歩いている人々だって感じ取っているだろう。そういうものにわざわざ寄っていって「気軽にシールを張っていく」人々には、彼らと意見の同じ人が多いのは当たり前のことだ。自衛隊イラク派遣賛成派は近寄りがたいだろう。しかも、「張った人にはメンバーが簡単にその理由を聞き、ノートに書き取っていく」のだ。そんなことに応ずる派遣賛成派はそうとう強い信念を持った人だけだろう。
現にマスコミの調査では、賛成は朝日、讀賣とも25%。毎日新聞、NHKもそれぞれ27%、26%と似たり寄ったり。それに対してこのシール投票は半分以下の12.4%。こんな結果を何の疑問もなく記事にするほうも記事にするほうだ。
このシール投票には「大学教員の今村和宏氏」も参加しているそうだが、いったい大学でなにを教えているのだろう。少なくとも統計学や統計を必要とする科目でないことを祈りたい。
また、「明治学院大学の川上和久教授(メディア論)」も「こうしたシール投票など、詳細な世論調査の必要性を指摘」したとのことだが、本当だろうか。仮にも大学でメディア論を教えている人なら、「詳細な世論調査の必要性」は指摘しても「こうしたシール投票など」の必要性は指摘しないと思うのだが。単に「詳細な世論調査が必要」と言ったのに記者が勝手に「こうしたシール投票など」という言葉を付け加えたのではないかという疑念が頭をかすめる。
ちなみにこの手のゴミ調査については谷岡一郎氏の「『社会調査』のウソ」(文春新書)に詳しい。というか、これまで私が書いたようなことは、すべてこの本の中で指摘されている。先日、風邪の床のお供に何度目かの読み直しをしたばかりだったので、このアホ記事が気になってしまった、というお話でした。

11月17日 Emergency! at 新宿Pit Inn

一旦18時50分ごろPit Innへ行く。会員資格の更新と前売りを買うためである。前売りは来月の芳垣安洋 3DAYSと梅津和時 冬のブリブリ!。各3日とも。来月のPit Innは他にも予約しているのが4日ある。
今日買った6日のうち、一番売れているのは予想どおり9日のVincent Atmicus。30番であった。一番売れていないのは8日の芳垣、岡本洋、鈴木正人のTrioで5番だった。
会員証はライブのときに受け取ることにする。余談だが、対応してくれたSマネージャーは大河画伯のTシャツを着ていた。
夕食をとり、イエローサブマリンで時間をつぶして19時25分ごろふたたびPit Innへ。Kさんが来ていたので雑談しながら開場を待つ。
数分遅れで開場。入場時に新しい会員証を受け取る。最前列に座る。今日も7割ぐらい入っているようで、重畳。
20時8分、メンバー登場。と思ったら、社長がふたたび楽屋へ。「おや、帰っちゃうんですか。」「絃を忘れた。」
再登場して開始。「みんな疲れていて、気の利いたMCができなくてすみません。とりあえず始めます。」と言いつつ1曲目。「Re-boptism」。22分。中盤からの盛り上がりが良い。
2曲目「I Say a Little Prayer」。28分。圧倒的な迫力。途中、大友さんが絃を切る。社長が、ではなく、大友さんが、である。珍しい。
「ちょっと休憩します。すぐまたやります。」と言ってひっこむ。休憩は33分。Pit Innでは標準か、むしろ長め。ちょっとではない。
2nd set1曲目は「Better Git Hit in Your Soul」。20分。
2曲目は「ちょっとしめっぽい曲をやります。」と言って「The Inflated Tear」。17分。「せつない曲のはずなんですが、こうなっちゃいました。」と芳垣さんが言うと、大友さんが「充分せつなかった。涙が出てきたよ。」「笑いながら言っていませんか。」「せつなさも極まると笑えてくるんです。」「なるほど。そういった、中年の悲哀をこめた演奏でした。おれももう半年もしないうちに46になるんだけど。」「そろそろこれからのことを見つめなおした方がいいですよ。ドラムなんかたたいて遊んでいる場合じゃないですよ。」「そういうこと言っているとせつなくなってきた。(客席に向かって)楽屋にいますので、なんかいい仕事あったらよろしくお願いします。」と大友・芳垣の漫才のような会話。気の利いたMCはできない、と言いつつもこれである。
そしてラストナンバー「Fables of Faubus」。25分。大友さんのノイズギターが耳を直撃。他のプレーヤーも文句なしの熱演。
アンコールに「Good Night」を5分ちょっと。
あいかわらずEmergency!にはずれなし、1st setがちょっと短めだったことをのぞけば、大満足であった。
カウンターの近くにいた社長に挨拶して帰る。

11月16日 梅津和時KIKI BAND at Buddy

19時15分ごろ着。もうかなり入っている。前のほうは、端のほうを除いてそこそこふさがっているので、真ん中あたり(前後左右ともに)に座る。入りは30人ちょっと。
19時45分開演。梅津さんが「Buddyではすごく久しぶりのKIKI BANDです。」とMCするが、前回は9月6日だから、すごく、というほどではないと思う。この間、ヨーロッパなどで何度も何度もやっているので、そういう感じがしているのかもしれない。
1曲目は鬼怒さんの無題の曲。8月13日作なので、とりあえず「8/13」。12分。
2曲目は新井田さんの「Thihai Songs」。14分。
3曲目は早川さんの「ビゴス」。意味はポーランドのキャベツとソーセージのスープ。以前無題だった曲をヨーロッパツアー中に改作したもの。鬼怒さんの超光速(と呼びたい)ギターがすごい。11分。
4曲目は「11人の刑吏」(梅津)。中盤の新井田さんのドラムと、それに続く早川さんのベースソロが印象的。15分。
休憩25分ほど。
後半1曲目は「ダウザー」(早川)。17分。
2曲目「発端は破綻」(梅津)。本人の言葉だと「小品」だそうだ。7分。
ここでしばしMC、というか宣伝(ライブ告知)。
3曲目は「ビバ!中央線ジャズ」(鬼怒)。前半、ベースがぶりぶり。中盤のギターがこれまたすごい。10分。
ラストに「地上の月」(梅津)。14分。
アンコールに「Vietnamese Gospel」(梅津)。サックスが胸に染み入る。11分。
出入り口近くにいた梅津さんと多田さんに挨拶して帰る。
この日「water melon」落札。

11月14日 東京ナミイ+梅津和時SPECIAL SESSION at Buddy

19時30分丁度に着。予約してあって、ちゃんと名前も確認してもらって入場したのに、なぜか当日料金を取られる。もう一度料金を確認して、差額分を返してもらう(500円も差があるのだ)。単純にうっかりしていただけのようだが、Buddyさん、しっかりしてください。
開演までの間に「ガンダルヴァ・ヴェーダ」を買う。東京ナミイBAND名義ではなく、東京ナミイ名義であった。
客数は40人ちょっとというところか。
出演はナミイ、梅津のほか、スティーブ衛藤(perc)、ヤヒロトモヒロ(perc)、kimken(electronics)。
19時40分ごろ、kimkenが登場してノイズを出し始め、つづいてスティーブとヤヒロが登場。7分ぐらいして梅津が登場。いきなり2管吹き。19時52分ごろナミイ登場。スティーブは電動ハンマーなどを使用。20時10分ごろまで演奏続く。
メンバー紹介をはさんで、あと3曲。いや、3曲と言っていいのかどうか。どこまでが1曲、といえないような構成。要は3「区切り」、ということ。もっとも最後は明確に1曲だった。祭囃子風の曲。
ここまで65分ほど。
休憩15分。後半は5曲。4曲目にスティーブがグラインダーを使って火花を上げる。
ここまで60分。さらに10分間のアンコール。
全体に即興的な構成(正確には即興ではないが)。東京ナミイBANDとは大分感じが違う。というか、ベツニ・ナンモ・クレズマーやこまっちゃクレズマを別にするとナミイさんのライブはナミイBANDでしか聴いたことなかったからなあ。筆者としてはナミイBANDのほうが好み。何しろメンバーが筆者好みだからなあ。

11月5日 渋さ知らズ劇場 at MANDA-LA2

19時ちょっと過ぎに到着。丁度列が移動しているので、最後尾に付く。時間通り開場したのだと思ったら、開場を控えて入り口の方に移動しただけだった。階段の一番上のところで暫し待たされる。
10分に開場。真ん中の一番前が空いていたので、座る。数分後、ムロアヤさんが「折り込み間に合いませんでした。」と言いつつ自分のチラシを配って回る。
入りは8割ぐらいか。
今日の出演は片山広明、小森慶子、北陽一郎、鬼頭哲、高岡大祐、川口義之、中島さちこ、須賀大郎、不破大輔、倉持整、関根真理、大塚寛之、室舘彩。珍しく地底新聞で発表されていたメンバーと寸分違わない。なお、ピアノは須賀が担当し、中島はキーボード。大塚が珍しく上手(かみて)に立っていた。
20時3分開演。と思いきや「始めようと思ったら、まだ帰ってきていない人がいます。」ということで実際には5分に演奏開始。ちなみに遅れてステージに上ったのは片山、室舘、関根の3人だった。
1曲目は「バルタザール」。20分。須賀のピアノが大迫力。なるほど、最近話題になっているだけのことはある。良いメンバーが加わった。
2曲目、「行方知れズ」。30分。一番上手(かみて)にいる関根のパーカッションの音が下手のスピーカーから盛大に聞こえてきて、なんかヘンなかんじ。大塚のギターソロ、鋭し。片山のテナーの音がむちゃくちゃ太い。
ここで時計を確認して「どうする?休憩する?」「ここは休憩でしょう。」ということで休憩。
21時30分ごろから2nd set。後半1曲目は「股旅」。15分。不破はエレベに持ち替えている。この曲でも須賀のピアノがすごい。
2曲目「ライオン」。18分。これまた大塚のギターソロが良い。
3曲目「大沼ブルース」。17分。不破は再びアコベ。テーマが最後の方まで出てこなかったので、何を演奏しているのかしばらく分からなかった。
最後におなじみ「仙頭」。
アンコールの拍手があったが、「今日は早く帰ってテレビを観ますので。」とか言って、終わってしまった。
ここまでに書かなかったけど、北と小森が全般に良いソロを見せていた。特に北のテーマ部分のソロはとてもキレが良い。この二人、前回(9月5日の「劇場」)欠席だったのだが、やはりいるといないとでは大違いである。就中北のトランペットは渋さ知らズの音にしまりをもたらしているように思う。

11月4日ガラクタ通りのこまっちゃクレズマ at Star Pine's Cafe

なんと、Star Pine's Cafeは今年初めてである。MANDA-LA2はちょくちょく行っているのに。
こまっちゃクレズマにゲストにガレージシャンソンショーと藤乃家舞をむかえて、さらに増田龍治監督の短編3Dアニメ「ガラクタ通りのステイン」とコラボレートしようという企画。
19時ごろ着。階段下の予約受付で名乗るも筆者の名前がない。よーく探すと、チケット+早期予約のおまけを入れた封筒に本名ではなく「そこつ亭さま」と書かれていた。んもー、多田さんったら。ちなみにおまけは「ガラクタ通りのステイン」の缶バッジ。
入場するとすでに「ステイン」の上映が始まっている。事前の話では19時15分ごろからの上映となっていたのだが、と思いつつ見ていると、何本かを繰り返し上映しているようだ。
まわりを見回すと、壁にビルの絵が描かれるなど、会場全体にガラクタ通りを再現している。ところどころに交通整理などに使うコーンが置かれている。それどころか一部のテーブルの上にまでミニコーン(かわいい!)が置かれている。美術担当は金丸賀也氏。また、ステージに向かって右、客席の真ん中あたりにサブステージが設営されている。
配布されたフライヤー類の中にいつものごとくアンケート用紙あり。ただし今日はこの企画専用のもの。随分気合が入っているらしい。その甲斐あってか場内満席。
19時43分ごろ、サブステージに藤乃家が登場。ベースおよびワイヤフォンを弾きはじめる(すべての告知に藤乃家 舞(g)と記載されているが、これはわざとか?)。つづいてこまっちゃメンバーが登場して会場内を歩きながら演奏。くわえて藤乃家は歌う。
藤乃家およびこまっちゃが退場し、かわってガレシャンが登場。山田がぼろぼろの蝙蝠傘をさしながら歌ったりする。山田のボーカルは声量も豊かですばらしい。2曲目に山田が会場内に降りてきて歌う。その際、Oさんがハグされたりする。
6曲、30分弱やって退場。
つづいて梅津と藤乃家のデュオ。デュオが始まって約12分後、こまっちゃの他のメンバーも加わり、さらに9分。そのあとこまっちゃのみで5曲、40分弱。
次に「ステイン」の映像に合わせての演奏が1曲。これはこまっちゃに、アナウンスなしで浦山秀彦がギター参加。
そのあと、こまっちゃ+ガレシャンで3曲15分。梅津はインチキ楽士スタイル。「ツンバラライカ」などでの山田のボーカルはたいへんな迫力。
エンディングに、増田監督や金丸氏、浦山氏も紹介して、この3氏を含む出演者全員がステージに上がり、さらに客も立たせて「コンノートのくつみがき」。
アンコールはこまっちゃ、ガレシャン、浦山が2階席から登場して「ALE BRIDER」で、大盛り上がりのうちに終了。終演時刻は22時丁度。
会場を出て、駅に向かって歩いていたら、後ろから走ってきた久原大河画伯に声をかけられる。「梅津さんが探してるって言われて行ってみたら、コンビニで買い物してこいって。」なにを頼まれたのかは、まあ書かないでおこう。
帰りの電車の中でフライヤーを見ていると、ギターパンダのフライヤーに「FESTA in VINYL vol.7」が載っているのだが、これに書かれている予約先のメールアドレスが誤記になっている。u-shi@mc.kcom.ne.jpのiが抜けていた。
この日、「講談社MOOK IDOL万華鏡 vol. 1 小倉優子」落札。

11月2日 Coil at MANDA-LA2

ライブ前に夕食を取っていたら、2時間ほど前に歯医者が入れたシリコンゴム製?の仮のかぶせ物が取れてしまった。先日書いた粘土みたいなやつとは別。今回はこちらは健在。このかぶせ物、前回も前々回も取れているのだが、さすがに2時間は最短記録。これ、取れると冷水や熱い湯がしみるんだよなあ。とほほほ。
さて、Coilである。鬼怒さんのバースデーライブ以来3ヶ月ぶりである。
19時ごろ入店したが、客はまだ2人だけ。開演までには20人をこえる。
開演前、早川さん、早川夫人が近くにいたので、挨拶。
19時40分開演。1曲目は鬼怒さんの曲(無題)。10分強。
2曲目は早川さんの曲。これも無題。譜面には「5月10日」と作曲日が書いてあるらしい。10分。
3曲目もまだタイトルのついていない鬼怒さんの曲。仮題は「アフロ」。演奏が始まって、ふと早川さんの方を見ると、バンダナを取っている!珍しい。というか、はじめて見た。何ゆえ?スキンヘッドフェチのひとを悩殺するつもりか。でも、某嬢は今日は来ていないのだが。10分強。
4曲目は「Spoonful」。10分強。
5曲目は鬼怒さんの「ハッピーマン」。鬼怒さんによると「中山さんのために書いた曲」だそうです。アップテンポで感じのいい曲。5分。
休憩をはさんで、後半戦は21時ちょっと前から。1曲目「プロディガル・ソング」。10分。
2曲目、鬼怒さん曰く「僕の新曲としては珍しくタイトルがついています。『風は光る』といいます。山上たつひこかって、ほとんどの人にはわからないでしょうが。マニアックですみません。」わかってしまいました。というより、タイトル聞いた途端に山上たつひこを思い浮かべました。同世代(鬼怒さんと筆者は1歳違い)のSF者、もしくは漫画読みの証ですね。13分。これもよい曲。
ここでMC。大石オブジョイトイ等からのスパムメールの話。「僕はこういうのは田中君に転送しています。」とか。
3曲目は「サンド」。15分弱。
ラストに「EARTH MAN」。15分弱。一昨日も聴いた「EARTH MAN」だが、やっぱりCoil版はすばらしいなあ。いや、一昨日のも勿論よかったんだけど、これはやっぱりCoilの曲だね。
そしてアンコール。「アンコールといえばこれでしょう。」ということでおなじみ「Mojo Walking」。5分強。22時5分ごろ終演。
筆者と同じテーブルに座っていた人が今度鬼怒さん出演のイベントをやるらしく、終演と同時に鬼怒さんが来て、打ち合わせをしていた。鬼怒さんにひとこと挨拶し、途中の通路にいた早川夫人にも挨拶して帰る。
自宅近くのサンクスで「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ『新西遊記』DVDBOX」を予約。バイトらしき店員がDVD予約によほどなれていないらしく、えらく手間取って時間がかかる。珍しく酔い覚ましにアイスクリームを買ったのに溶けてしまわないかとちょっと心配。この季節なので溶けはしなかったが。

10月31日 森の中のパレード at よみうりランドオープンシアターEAST

愛知万博プレイベント。東京・愛知の2箇所で行われる。出演は演奏が仙波清彦&HANIWA EXPO BAND、ダンスがコンドルズ。HANIWA EXPO BANDは仙波清彦、則竹裕之、真矢(以上Ds)、ヤヒロトモヒロ、山田貴之(以上Perc)、沼井雅之(Key)、中原信雄(B)、鬼怒無月(G)、ヒダノ修一(和太鼓)、金子飛鳥(Vln)。愛知では坂田明がゲストで加わるそうだ。
事前申し込み制で入場無料。この公演自体は15時開場、16時開演だが、13時からよみうりランドに無料で入場できるので、ついでに遊びに、という人も多かったのではないか。そのためか、途中で帰っちゃった人も結構いる。
筆者は勿論、これのみが目的。無料なのはいいが、筆者宅からは遠いので、交通費と時間は結構かかってしまう。
16時ちょっと前ぐらいに到着。筆者に割り当てられた席はステージ真正面の真ん中あたり。客の入りはあまりよくない。目測だが、半分以下だったのではないか。前日まで受付を延長していたのもむべなるかな、である。その上、途中で帰ってしまう人も結構いたので、終演時には3分の2ぐらいが空席になっていたように思う。
ちなみに愛知の方は早々に締め切ったようだ。これは東京と愛知との万博に対する関心の差だろう。
10分遅れで開演。まず、「森の中のパレード」テーマ曲「GROOVING MARCH」(山下洋輔)。なかなかいい曲だ。
2曲目は、もらったプログラムによると「ハッシュ」。鬼怒さんの曲だそうだ。
それからパーカッションに合わせてダンス(1名)。
次に緩やかな曲にあわせて、白い全身タイツの男数名でコミカルなダンス。曲は「I Wish You Peace」(金子)であろう。
つぎにコント。「ジェットコースターがうるさい!」とか言っていたけど、いや、ホントにうるさい。
そのつぎがパーカッションの演奏にあわせてのダンス。「人として」(沼井)ということになるのかな。
つづいてハーモニカ演奏+パフォーマンス。「Inside Forest」(沼井)だと思う。
キッコロ・モリゾーと子供たち(コンドルズ ユース TOKIO)のパフォーマンスがあって、「次はバンドコーナーです」との看板が掲げられる。
バンドコーナー1曲目は「EARTH MAN」(鬼怒)。いきなり(筆者にとって)おなじみの曲が出てきて驚く。金子と鬼怒のツートップでの演奏。いつもと趣が違っていて、おもしろい。
このあたりから暗く、寒くなってきたためか、帰る人が続出。いい曲、いい演奏なのにあーもったいない、と思う。
次が「WIND FROM AKBAR」(金子)。つづいてパーカッションの演奏~「大魔人」(仙波)。それにダンスが加わる。
最後に「OREKAMA」(仙波)。曲をバックにコンドルズ+キッコロ・モリゾーのダンスおよびパフォーマンス。
終了は17時40分。すっかり暗くなっている。
筆者個人としては「バリバリの鬼怒ギターも聴けたし、タダでええもん見せてもらいました」なのだが、空席の多さと、途中退場者の多さが残念。まあ、バンドの方は仙波師匠を筆頭にひと癖もふた癖もある人たちばかりだから、予備知識なしの人たちにはしょうがないのかな。特にアバンギャルドとかではない、普通の演奏だったんだがな。
この日、おたくな抱き枕落札。

10月30日 Pochakaite Malko「ラヤ」発売記念ライブ at Buddy

19時35分ごろ着。すでに店内は暗く、音楽が聞こえている。うわ、もう始まっちゃっているのか、と思ったが、CD(エクストラ)にも収録されているプロモーションビデオが上映されているのだった。
店内ほぼ満席。ポチャって、こんなに人気あるのね。筆者は「変拍子で踊ろう!」のDVDで観たことがあるだけで、壷井さんがフロントで参加しているので、一度生でも聴いてみよう、という趣旨だったのだが、ちょっとびっくり。
真ん中あたりの右端に空席を見つけて座る。座った後よく見ると、各テーブルに1・2席ぐらいずつは空席がある。ただし、たいていは荷物が置かれている。すいているときはいいけど、混んでいるときにそういうことするなよな、と思う。
19時42分開演。1曲目、「異教徒:切支丹~百姓一揆」。つづいて「death by hanging」。
簡単なMC(挨拶)をはさんで3曲目「ジプシー・ソウル」。イスラエルのバンドのカバーだそうだ。ゲストのベリーダンサー(ALMIS TARMIS)5人のダンス付き。
ここで荻野のMC。「先日、ある雑誌に新たに壷井さんを入れた理由を聞かれましたが、MCのできる人が欲しかったんです。」
4曲目「5th elements」。
MCで新潟地震のことなど。桑原さんが新潟出身だそうだ。
5曲目「G-13」と6曲目「somewhere in time」をつづけて。
7曲目「it came from...」。ふたたびベリーダンサー登場。今回は4人。
8曲目の「Acid Rain」で休憩。ここまで1時間強。
休憩中、筆者の横を女性(美人)が「すみません」と言いつつ通って、一つ前のテーブルにあった空席に座る。連れの男性が難波弘之さんであった。今(か1st setの途中でか)来たらしい。ちなみに難波さん、2nd setはたいへんノッて聴いていた。
21時10分ごろから後半戦。1曲目「meat powdered bones」。肉骨粉、だな。
2曲目「LAYA」。ヒンディー語でテンポの意味だそうだ。旧題は「change」。「とはいえテンポチェンジがあるわけではありません。擬似的なテンポチェンジはありますが。」とMC。
3曲目「五十肩」。
4曲目は「ロンガ・ファーファー」だか「トンガ・ファラサラ」だか。今井龍一(oud)が加わる。ベリーダンサー1名登場。
5曲目も今井を加えたまま。曲名はやっている方もあやふやらしい。インドの曲。
ここから、のみやたかこと伊藤アツ志(ともにperc)も加わって6曲目。トルコの10拍子の曲。(タイトル聞き取れず)。
7曲目、タイトルアナウンスなし。ベリーダンサー5人登場。
ラスト、ポチャのメンバーだけで「D.N.A.」。ここまで1時間15分ぐらい。
さらに全員でアンコール。約10分。
CDは買わずに帰る。
この日、サクラカフェリニューアル一周年記念Tシャツ落札。

別館を開設しました

当ブログの別館として「無節操CDレビュー」を開設しました。
十数年前、「音のない音楽会」というコラムを考えたことがあります。手持ちの中から無作為抽出したCDを対象に、中身(音楽)にはまったく触れずに、ジャケットやライナーノーツなどを批評しよう、というものです。
このときは発表するべき媒体も特になく、実際には執筆せずにアイデアだけで終わったのですが、それをブログで実現しようと思い立ったのです。
ただし、今回は中身についても触れることにしました。もっとも、当ブログでライブ鑑賞の話を書くときと同様に、その周辺の益体もない話を中心に書くことになると思いますが。
当ブログとあわせてお読みいただければ幸いです。(サイドバーの「リンク」からどうぞ)

あきれるほどレベルの低い論説

10月31日付けの朝日新聞に載っていた「風考計 アメリカ "with you"と言わせて」(論説主幹 若宮啓文)はちょっとあきれるぐらいレベルの低い文章であった。
冒頭からこうだ。

 先ごろ面白い話を聞いた。
 85年11月。世界の視線を集める中、レーガン米大統領とソ連のゴルバチョフ書記長がジュネーブで初めて会ったときのことだ。レーガン氏は(中略)「アメリカでは、ホワイトハウスの前でいくら私の悪口を言い、『レーガン辞めろ』と気勢を上げても、彼は捕まることもなく安全に家に帰れる。そういう国なんだ。」
 するとゴルバチョフ書記長が「それなら我が国も同じですよ』と言い返した。「赤の広場で、いくら『レーガン辞めろ』と叫んでも、安全に家に帰れますからね」

この話、事実だとは思えない。なにしろこれって古典的なアネクドートなのだ。
たとえば「スターリン・ジョーク」(平井吉夫 編)という本がある。私の持っているのは90年3月発行の文庫版だが、単行本は83年に出ている(あとがきの日付けは83年6月になっている)。ちなみに文庫版は版を組み替えることなく、単行本をそのまま縮刷したもののようだ。
この本に「自由」というタイトルで次の話が載っている。

 アメリカ人とロシア人が“言論の自由”について言い争っている。
「まあ、聞きなさい」とアメリカ人が言う。「私が机に坐ってホワイト・ハウスに手紙を書くとしましょう。文面はこうです。『アメリカ合衆国大統領は大馬鹿野郎だ』。さて、私になにが起こると思いますか? なんにも起こらない!」
「ふうん、そんなことか」とロシア人が答える。「私が机に坐ってクレムリンに手紙を書くとしましょう。文面はこうです。『アメリカ合衆国大統領は大馬鹿野郎だ』。さて、私になにが起こると思いますか?」

当ブログのように、何の影響力もない場所に書くヨタ雑文ならともかく、天下の朝日新聞のオピニオン面に論説主幹が署名入りでこんなことを書かないで欲しい。こんなポピュラーな政治ジョークを真に受けて、いかにも事実のように書くとはあきれる。本気にする人が出てきたらどうする。いわんや、そこから論を立てることにおいてをや。
さらに、中盤にはこのようにある。

 果たして日本では、自国の首相をあのように(引用者注 『華氏911』のこと)指弾する映画をつくり、外国に配給するようなことができるだろうか。国辱者は許さないと、激しい圧力がかかるのではないか。

考えすぎです。日本人の大半が小泉首相を支持しているわけでも、現体制を支持しているわけでもないでしょう。勿論、怒る人、反対する人もいるだろうが、それはアメリカとて同じこと。ディズニーの配給拒否騒動を忘れたのか。ひょっとして日本の民度を思いっきり見くびっていませんか。
そして、最後の方にはこのような文が。

 そういえば、イラク戦争が混乱の様相を深めてきたころ、日本には「消火が先決」という声があった。「目の前で家が燃えているのに、犯人捜しをしている場合ではない。まず、みんなで消火に協力するのが当然だ」と。
 しかし、である。「早まるな、危ないぞ」と仲間にさんざん止められたのに「大丈夫だ」と振り切って火をつけたのは誰だったのか。危険な火消しを頼むなら「すまない。ちょっとやり損じてしまった」と、頭をぺこっと下げるくらいのことをしたらどうか。

正論である。しかし、それはイラク3バカ事件のときも同じじゃないのか。「危ないぞ」とさんざん止められたのに振り切って危険地帯行きをしてしまった者の家族なりが救出を頼むなら「すまない。迷惑をかけた」と、頭をぺこっと下げるくらいのことをするべきだったのだ。それを「悪いのは政府。救出のためなら自衛隊撤退もあたりまえ」と言わんばかりの態度に世間は怒って批判が噴出したのだ。その批判をけしからん、と言っていたのは、あなた方朝日新聞の論説委員たちではなかったのか。
古典的ジョークを事実と信じ、自国民を軽蔑し、平気でダブルスタンダードを(多分ダブルスタンダードであることに気付きもしないで)振りかざす。こんなレベルの低い論説を読まされる読者は大いに迷惑だ。
ここ数年の「素粒子」欄の程度の低さには常々あきれていたが(その批判だけでデイリーのブログが書けるぞ)、その執筆者(論説委員だったと思う)の親玉である論説主幹がこれじゃあ、それもむべなるかな、というところだ。

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