イラクの新人質事件で思ったこと
「元祖・イラクの人質」のいわゆる3バカは、まがりなりにも目的、というか理想、というか理念、というかを持っていた。それが正しいのかどうか、また仮に正しかったとしても、たとえば手段、時期等が適切だったのかには疑問の余地が大いにあるとしてもだ。
それにくらべて今回の香田さんはどうも目的がはっきりしない。何ゆえに4月よりも危険になったといわれるイラクにわざわざ行ったのか、さっぱり分からない。ありていに言えば、今回の方がよっぽど「悪質」なはずなのだ。
それにもかかわらず、「元祖」ほどの不快感がないのはなぜだろう。
「元祖」の方は、本人たち、というよりその家族や、支援者と称するいかにもプロ市民な人々が人質たちの非をまったく棚に上げる形で、居丈高に政府批判をしたり、自衛隊撤退を強要していた。それに対して香田さんは例のビデオで謝っていた。やっぱりこのあたりのちがいが印象に大きな差をあたえるのだろうな。
唐沢俊一氏が4月23日の日記に「何が悪いか。これは明らかである。 “態度が悪い”のである。」「人は結局のところ、正しさではなく、態度とか、ものの言い方とか、顔つきとか、そういうことで人を判断する。思想信条の異なるもの同士でも肩を組んで酒を飲むことは出来るが、態度の悪いもの、生意気なものとは席を同じくする気も起きないものなのである」と書いていたが、まさしくそれが証明された、ということだと思う。
「元祖」のときの3バカ批判を政府の言論操作であるかのごとく、また、「お上にたてつくものを許さない右傾化傾向」のごとく言っていた一部マスコミはそのあたりのことをきちんと考えなければいけない。だいたい根っからの(反体制とまでは言わないが)非体制派の筆者ですら「元祖」には大いな不快感を抱いたのだ。いくら自分たちが現体制が嫌いだからといって、何が何でも政府のせいにすればいいというものではない。自分(一部マスコミのこと)たちの方がよっぽど言論操作をしているのだということを自覚すべきだ。
それにしても反体制な人々って、辻元清美氏もそうだったが、どうしてこうも他人に厳しく、自分に甘いのだろうね。
« 10月27日 MINGA at Buddy | トップページ | 10月28日 missing link at Grapefruit moon »
この記事へのコメントは終了しました。
« 10月27日 MINGA at Buddy | トップページ | 10月28日 missing link at Grapefruit moon »


コメント