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プロ野球の経営者たちって、面白いね

プロ野球の合併問題もいよいよ山場にさしかかってきた。
私としては、プロ野球の将来がどうなろうと知ったことではないのだが、今回の騒動はいろんな意味で面白い。人として最低な野次馬としては、たいへん結構な見世物だと思う。
一番面白いのは、オーナーたち経営陣や、機構・リーグのトップたちの言動だ。
ナベツネは今までのワルモノイメージを最大限増幅させた。さすが役者だよ、この人。もっとも話題になった「選手ごときが無礼」発言は日本最大(発行部数では世界最大)の新聞社のトップが、人権意識のかけらもない差別主義者だということを天下に分かりやすく示した、たいへんすばらしいパフォーマンスであった。新聞が書く、自由だの平等だの人権だのが、まったくのお題目に過ぎないということを公示してくれたのである。さすが(元)スターリニストはエラい。
つぎに、根来コミッショナーもすばらしい。コミッショナーというのは、プロ野球機構のトップなどではなく、讀賣巨人軍経営陣の部下なのだ、ということをこれまた分かりやすく示してくれた。本音と建前を使い分ける人が多い世の中で、本音一本槍のなんともすがすがしい態度ではないか。
さらに60億円の加盟金が独禁法の参入阻害にあたるのでは、という疑義に対しても、新リーグを作れば加盟金など払わなくてもプロ野球経営ができるのだから、参入阻害には当たらない、という卓見を示してくれた。さすがに法務事務次官、東京高検検事長、公正取引委員会委員長などを歴任した方の見解はスルドい。新リーグを作って参入するためには、数個の新球団を作らなければ、あるいは既存の球団がいくつか、機構を脱退して新リーグに参加しなければ不可能なわけだが、その実現性の有無など、歯牙にもかけないのだ。非現実的でも名目さえ立てば不公正取引にならないということだな。公正取引委員会がそんな態度だったとはツユ知らなんだ。これで公取におびえていた、全国の経営者さんも一安心だ。
選手会を労組として認めない、という豊蔵セリーグ会長や一部球団代表らの発言も魅力的だ。彼らが労働行政について、東京都地方労働委員会よりも上位機関であるとは知らなかった。聞いてみなけりゃわからないものだなあ。自らの不明を恥じるばかりだ。
ストをしたら損害賠償請求をする、という小嶋ファイターズオーナー代行の発言もカッコイイね。不当労働行為宣言ですか。彼らの権限は地労委どころか、法律よりも上にあるのだなあ。小中学校の社会科では、日本は法治国家である、と教えているはずだけど、違ったんですね。こんな間違いを教えている今の教育はやっぱり偏向教育なのかもしれないね。
まあなにしろ、従業員(選手)にもお客(ファン)にも背を向けて経営が成り立つと思っている発想がすばらしい。選手やファンを、踏んでも蹴っても付いてくる下駄の雪だと思っているんだな。さすがに日本を代表する企業の経営幹部の発想は、われわれ下々の者の及びもつかないものだ。Jリーグや大リーグなど、競争相手として恐れるに足らず、なんだろうなあ。
というわけで、プロ野球機構、両リーグ、球団トップの方々、これからも愉快な発言で私を楽しませてください。ペナントレースより、そっちのほうがすっと面白いんだもの。

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