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2004年5月に作成された記事

5月28日 新井田耕造UNIT at Buddy

とりあえず一度は行かねばと思っていた新井田UNITである。
メンバーは新井田耕造(ds)、小森慶子(as,ss)、加藤大輔(as,bs)、菅原潤子(g)、谷山明人(per)、ゲストに関島岳郎(tuba)。
入場時、予約か当日か聞かれる。あれ、今日は予約、あったのかと思って、帰宅後、フライヤー(久原大河画伯の作である)等を確認すると、ちゃんとあった。200円、損した。
開演時、客は男女3人ずつの6人。いわゆるマンツーマン状態だ。さびしい、と思っていたら、開演とほぼ同時に女性3人連れが入ってくる。その後、さらに女性が2人(別々)、2nd setにまた女性1人。最終的には女子率4分の3となる。新井田さん大もて。と思ったのだが、3人連れは小森さんの知り合いらしい。
1st set、1曲目は「パゴダ」。初演だそうだ。
2曲目は「Non Title」。たいへんグルーブな曲で、小森さんのソプラノソロが良い。
3曲目は「からす」。新井田さんが「3・4・5」とアナウンスしたが、小森さんに訂正される。
4曲目は曲名アナウンスがなかったのだが、おそらくこれが「3・4・5」だろう。
5曲目は「Aneesh Dance」。インドのAneeshという人の曲からタブラのフレーズを借りたものとのこと。たいへんcool!な演奏であった。特にパーカッション・デュオがすばらしい。
ここで休憩。1st setは35分とかなり短い。
2nd set、1曲目は「Bandung」。インドネシアの都市名である。
2曲目は「Lao Lao」。
3曲目は新曲で「128拍」。もちろん初演。この曲もすばらしい。
4曲目は小森さんの曲で「Someone Like You」。これも良かったなあ。やはり、パーカッション・デュオが良い。
5曲目は「金の雨」。
6曲目はおなじみ「Thihai Songs」。Thihaiとはタブラの繰り返しのフレーズのことだそうだ。KIKI BANDで何回も聴いた曲であるが、曲名の由来は初めて聞いた。
以上で2nd set終了。約67分。1st setの約2倍の長さである。それぞれの長さをもう少し合わせたほうが良いのではないか。
ところで、Buddyの6月のスケジュールをもらったら、曜日がめちゃくちゃ。4(土)、5(火)、6(水)、10(木)、11(金)、13(土)、15(火)、16(木)、18(金)、19(月)、21(水)、22(木)、23(金)、24(土)、25(土)、26(土)、28(土)、29(土)となっている。3分の1しかあっていない。特に24日以降は毎日が土曜日。思いっきりアバウトだ。
もしやと思って、帰宅後、5月のスケジュールを見ると、こちらも1日間違っていた。
この日、小川銀次「インナー・ウインド2」落札。

5月27日 片山広明・林栄一スペシャル at アケタの店

今日も『アケタの店』開店30周年記念スペシャル・ジャズライブ。
23日のことを踏まえて、今日は19時30分ごろ店に行く。席は普通のセッティング。すでに10人ちょっとの客入り。開演までにさらに何人か。ほぼ満席になったから、約20人、か。もっとも前項でも書いたとおり、この店のオーディエンスは、どこまでが客でどこからが関係者か判然としないのだが。
共演者は加藤崇之、古澤良治郎。
開演時の片山さんのMC。「このメンバーで何がスペシャルなのかというと、何もスペシャルじゃないですね。今日は、我々の考えている『今』の音楽をやりたいと思います。」
ということで、1st setは50分1曲。当然(?)フリーインプロ。
休憩時、某女史より約束どおりビールをご馳走になる。2ヶ月も前の話を良く覚えていたものだと感心。律儀な性格なのだな。
2nd set冒頭の片山さんのMC。「お待たせしました。……誰も待ってないか。」 ……の間、客は次の言葉を待っていたのだと思うが、こう言われてしまったので、ここで拍手。
「どこがスペシャルかというと、何やるか決まっていないところがスペシャルです。」
客席より、「そりゃいつもだ。」片山さん「いつもじゃないよ。」でもよくあることだと思う。
45分1曲で、終わろうとしたら、アンコールの拍手鳴りやまず。そこでもう1曲。これは短く、7分くらい。冒頭で二人羽織SAX。噂には高いが、見たのは初めてだ。見事なものである。これを見られただけでも今日来た甲斐があるというものだ。
帰宅すると、「ケーブルテレビ設備導入工事のお知らせ」という文書が新聞受けに入っている。「安定したテレビ画像の提供および入居者様へのサービス向上のため」管理会社が導入するのだそうだ。筆者はテレビをほとんど見ないので、どーでもいいのだがな。宅内工事があるというのが面倒。
ヤフオクをチェックすると、読売新聞社「昭和史の天皇 全30巻」と講談社「中国の歴史 全10巻」(同一出品者)が落札されていた。本に関しては、今年一番の大物買いだな。ちなみに前者は3,000円、後者は1,000円。そろいでこの値段なら安いと思って入札しておいたら、開始価格で落札できた。ちゃんと読む暇は固よりないが、資料的な使い方はできるだろう。特に中国史についてはろくな知識がないので、役立ちそうだ。

5月23日 吉野弘志アフリカン・スペシャル・ナイト at アケタの店

『アケタの店』開店30周年記念スペシャル・ジャズライブ。
メンバーは吉野弘志(b)、林 栄一(as)、石渡明広(g)、ワガン・ンジャエ・ローズ(サバール)、アブドゥ・バイ・ファル(vo,ジャンベ)。
山下洋輔スペシャル・セッションのときのことがあるので、早めに出かけたら、電車の連絡がスムーズで、18時45分ごろには着いてしまった。誰も並んでいない。しばらくビルの入り口付近にいたが、55分ごろに入り口の様子を見に行くとちょうど店のマネージャーが出てきて、少し早いけど入れてくれた。
中には吉野さんが一人。譜面のチェックなどをしている。マネージャーが戻ってくると、CD-Rについての話などをしている。
しばらくいると、ワガンとアブドゥが入ってくる。ワガンは珍しくスリーピースのスーツを着ている、と思ったら、ステージまでにはいつものような鮮やかなシャツに着替えていた。それにしてもこの手のシャツは、ワガンのような黒人が着るとものすごく栄えるなあ。日本人の300倍ぐらいは似合ってるんじゃないだろうか。なんか悔しいぞ。でも、日本人以外が和服を着ても必ずどこかに違和感があったりするので、お互い様かもしれない。
開演までに入った客は8人、かな。客席も通常のテーブルと椅子のセッティングである。30周年記念スペシャルだからといって、いつもこの間のようなわけではないのだな。山下さんの集客力を改めて感じる。まあ、あの組み合わせのためもあるのかもしれないけど。
1st setは約60分4曲。ワガンがボトル型の清涼飲料水の缶を利用したシェーカーを2つ持ってきて、使用。アブドゥも借りて使っていた。
アブドゥを聴くのは2・3年ぶりだと思うが、相変わらずいいなあ。ワガンとのコンビネーションもばっちり。日本にいながら、こういうものが聴けるというのは、もしかするとたいへん贅沢なことかもしれない。
休憩の間に随分人が入ってきて、満席に近くなる。でも、ほとんどは客というより関係者かな。確認していないけど。チラッと見たら、望月英明さんなどの姿があったように思う。
他にも翁長巳酉さんもいて(こちらは開演時から)、2nd setには参加することとなる。
さて、その2nd set。まず、ワガンとアブドゥのデュオで始まる。数分2人だけでやった後、翁長さんが紹介されて3人で。これでまた何分か。
続いて、他のメンバーも登場。吉野さんが翁長さんに「後は適当に入ってください。」などと指示をしている。
フルメンバーで4曲。後半2曲はワガンとアブドゥがサバールとジャンベを取り替えて演奏。2nd setも約60分。
たいへん心地よいリズムに満足であった。フロント組も勿論良いのだけど。今日はアフリカン・ナイトなのでセネガルコンビを中心に聞きかつ書いてみた。

5月17日 林栄一・内橋和久・外山明+古澤良治郎 at 新宿Pit Inn

入りは30人ぐらいか。
メンバー紹介の後の林さんの言葉。「今日は全編即興ですから、覚悟してください。」
1st setは45分弱で2曲(数えようによっては1曲)。2曲目の途中から内橋さんはベースを弾く。
2nd set、50分弱1曲。内橋さんはまた、ベースを交える。今日はベースを弾いている時間のほうが長かったのではないか。終わりのほうで古澤さんがスネア線に息を吹きかけたりする。
再びメンバー紹介の後、「まだ時間があるので、もう1曲やって終わりたいと思います。」ということで10分ほど演奏。
ところで、タイトルを見ても分かるとおり、今日は古澤さんはゲスト扱いなのだが、なぜだろう。フリー・インプロセッションなのに。

5月15日寺島令子 Un-official HP第6回全国統一off

毎年恒例でとうとう6回目になってしまったこのオフ。ほのぼのファミリー四コマ漫画家の寺島令子先生のファンサイトのオフラインミーティングである。
今年は0次会から二次会まで予定されていて、筆者はその全部に参加する予定になっている。
0次会は13時から、秋葉原の交通博物館。埼玉移転前に一度行っとこうやないか、という趣旨だ。発案者は寺島先生ご本人。というわけで寺島先生がゲスト兼幹事である。
筆者にとっても秋葉原はおなじみの街だが、交通博物館には入ったことがない。まあ、秋葉原といえばCDやDVDやパソコン関連のものを買いに来るところなので、その際に入ってみようとは思わないわな。筆者は特に「鉄」なわけでもないし。しかし、いい機会なので、筆者も見学してみようと思ったわけだ。
寺島先生はこれを漫画にするそうで、つまり、取材も兼ねている。
で、どうだったかというと、やっぱり面白かった。元および現役の「男の子」なら「鉄」であるなしにかかわらず楽しめると思う。あ、この場合の「男の子」というのは、本当の性別のことではなくて、その人のココロのことね。
館外に弁慶号が展示してあったり、新幹線の先頭車両のギミックがあったりして、外見いかにも「鉄」な感じがするけど、「交通博物館」というだけあって、船や飛行機関係の展示もいっぱいあるので、多くの人がどれかにヒッカカルのではないだろうか。
もっとも飛行機に関して言えば、筆者がかつて見学した各務原航空宇宙博物館や石川県立航空プラザには見劣りするが。まあ、相手は専門館だからしかたない。
ところで筆者は歴史の枝葉である官職・位階等のマニアなので、新幹線の生みの親、島秀雄の文化勲章や勲一等瑞宝章の勲記や、位記の展示を見られたのがたいへん収穫であった。あ、勲章そのものじゃないよ。勲章自体も展示してあったけど、そちらは写真などで見たことがあるので、それほど珍しいとは思わない。でも、勲記なんかは、いわばただの紙切れだから、その写真が書籍雑誌に載ったりすることはほとんどないので、たいへん興味深かったのだ。
それから徳川幕府の御座船、天地丸の模型も江戸時代マニアとしてはうれしかったなあ。
交通博物館見学終了後、参加者の買い物にみんなで付き合って秋葉原をぞろぞろ。すると、いきなり何かの撮影らしきアヤシゲなものに遭遇。アダルトビデオかと思っていたのだが、後日の情報によるとインターネットテレビの番組らしい。なんか観光ついでに寄ったらしい外人が群らがっていた。
その後、参加者の一人が寺島先生にサイン&イラストを求める。なぜ、交通博物館で休憩のときにもらわなかったかは謎。アキバの路上でそーゆーことをしているので、少しく人だかり。なんだか分からないままに(であろう)写真を撮っている通行人も。
買い物終了後、一次会までに少し時間があるので、一旦解散。筆者もちょっと買いたいものがあったので、単独行。
一次会は19時から遊邑(RAKUZA)東新宿店。筆者は時間の感覚を間違えて、新宿着がぎりぎりになってしまった。しかも、東口から出なければいけないのに、なぜか東南口から出てしまう。それがケチの付きはじめ。あせって靖国通りに向かう。去年の会場であったロックアップと同じビル(経営も同じ)だと心得ていたので、ロックアップを探すが……ない!おかしい、ここのはずなのに、とあせりまくって、靖国通りを何往復もしてしまった。
ロックアップがまるごと遊邑(RAKUZA)に変わっていたとは。不覚。大遅刻して幹事のMさんはじめ皆さんにたいへん迷惑をかけてしまった。もう、言葉もありません。本当にすみませんでした。いやー、儂って、ほんと、新宿は、Pit Inn近辺しか知らんのだなあ。
席上、てらかわよしこ先生から今年も参加者に同人誌が恵贈される。今年は「さぬき う、どーん!」。「2001年うどんの旅」の続編、か。多謝。
ところで、参加予定者のうち、Tさんが来ない。Mさんがときどき様子を見に行くのだが、見つからない。きっと急用なんだろう、ということに落ち着く。
ところが……21時に終わって、出ようとすると入り口にTさんがいる!19時ちょっとに来ていたらしい。完全個室なので、店員に聞いても探せなかったとか。それでずーとここで待っていたとか。ああ、なんて気の毒な!
そういや、今回、予約名を公にしていなかったような。その反省から来年はもっともらしい名前で予約を入れようという話になる。筆者が「有限会社寺島製麺所」を提案(先日の吉田製麺の影響がまだ残っている)。なんとなくそのまま受け入れられる。ま、ほんとに来年、その名前になるかどうかは神のみぞ知る、だが。
二次会はもう恒例になってしまった東方見聞録新宿三丁目店。とりあえず飲み物をオーダーすると、十数人が誰一人として同じものを頼まない。どんな集団や。みんな通知簿には「協調性がない」と書かれた口だな。
ちなみに筆者はみかん丸ごとオレンジサワー、だったかいうものを頼む。風変わりなものはとりあえず頼んでみないと気がすまない性質である。出てきたら、オレンジサワーの中に小さめのみかんが本当に丸ごと入っている、という代物であった。味はほとんどオレンジジュース。口当たりの良さに油断するとエライ目にあう、というタイプの酒だな。そういやかつてはエッチ酒の名をほしいままにしたスクリュードライバーもオレンジ味だったな。スクリュードライバーといえば、体質的にアルコールをまったく受け付けない友人某氏が、オレンジジュースとだまされてこれを飲まされ、死にかけたことがあったとか言っていた。というわけで、皆さん、飲めない人に無理強いするのはやめましょう。一歩間違うと殺人者になってしまいます。
とかなんとか言っているうちに23時、散会となる。初期のオフは、明朝まで徹夜カラオケだったのだが、さすがにみんなトシなので、常識的な時間に全日程終了となった。

5月14日HAYAKAWA at Buddy

開演前に夕食を取ろうと思っていたのだが、勤務先を出るのが予定より5分ぐらい遅れたら、電車の連絡がいまひとつ良くなく、到着が予定より20分も遅くなってしまい、食べる時間がなくなってしまった。開演が遅れたら大丈夫なんだけどな、と思いつつ、食事をあきらめて店に入る。客数は20人弱、といったところか。HAYAKAWAとしては、まあまあ、という感じだ。そのためか、あまり遅れず、19時40分ごろ始まった。食事をあきらめてよかった。すきっ腹にビールがこたえるけど。
登場するなりMCもなく、「pedal tones」「新曲その1」「pordoi」の3曲を一気に演奏。ここでやっとMC、というかメンバー紹介。
続いて「900ton」をやって、前半戦終了。約40分と短め。
2nd setは「新曲その2」から。昨日作ったばかりの曲だそうだ。しかも13/16拍子で始まるというとんでもない曲。橋本さんが苦戦していた。まあ、当然だろう。
2曲目は「syllogisme colonial」。演奏後、橋本さんがトイレへ行く。早川さんに「ビール飲みすぎなんじゃないの。」と突っ込まれる。
戻ってきたら「ちゃんと手を洗った?」「勿論。僕、ハンカチ持ってますもん。」「でも年金は払ってねーだろう。」などという会話。
「筑紫哲也も払ってなかったそうだね。」と言うと、客席から「小泉さんも。」との声。
「あ、そう。筑紫さん、出演自粛するそうだけど、それなら俺たちなんか誰もテレビに出られないよな。」
などというMCの後、「マサカリ」(別名「はたらく人々」)。増田・植村コンビがすばらしい。
「植村が暑苦しい曲ばかりだと文句を言うので、予定にはなかったんだけど、急遽、さわやかな、リゾート・フュージョンとでも言うべき曲をやります。」と言って「balitaco」。
ラストに「moonstone」。2nd setは1時間10分と長め。さらにアンコールを10分。トータルすれば2時間と、標準的な長さになっていたのだった。
終演後、早川夫人に挨拶される。1st setに間に合わなかったので悔しい、という話など。
早川さんに挨拶して帰ろうとしたら、話中だったので、目礼だけして帰る。
ところでこの日、「hone(骨)」を持ってき忘れたので、橋本・増田・植村各氏のサインをもらい損ねる。28日の横浜が終わると、HAYAKAWAのライブ予定は今のところ未定なので残念である。

5月13日山下洋輔スペシャル・セッション at アケタの店

『アケタの店』開店30周年記念スペシャル・ジャズライブ(5・6月約2カ月がかりで開催)
19時2分ごろ到着したら、予約順に名前を呼んで、並ばせていた。なんだ、そういうことするのか。それならもうちょっと早く行ったのに。そのため、入場順は少し遅くなったが、座れたのでまあ良し。
店内はテーブル類を取り払って、丸椅子をぎゅうぎゅうに並べている。たいへん蒸し暑いが、この混雑では上着も脱げない。
出演は山下のほか、林栄一、小山彰太。まるで山下洋輔トリオの復活だ。しかも壁一面には武田和命の写真。まさしく最後の山下洋輔トリオ(第4期+1)である。
1st set1曲目、洋輔さんが弾き始め、彰太さんが絡む。栄一さんはしばらく機をうかがうかのようにしたのち、参加。
洋輔さんのMC「このメンバーでちゃんとやるのは多分、83年のノースシー・ジャズフェスティバル以来だと思います。あの時は壁にいっぱい写真を飾ってある武田和命がいたのですが、遠いところに行ってしまったので、参加できません。」やはり洋輔さんたちも山下トリオ復活、というイメージなのだな。
「1曲目は即興で、私からのご挨拶です。次は林さんからのご挨拶をお願いします。」
ということで、栄一さんから吹き始めるインプロ。3曲目は当然、彰太さんから始めるインプロ。
4曲目に栄一さんの「ストロベリー・チューン」をやって、前半終了。
休憩をはさんで2nd set。まず、彰太さんの「円周率」。勿論、曲の謂れの説明あり。
2曲目は「Summer Time」。そのあと、MC。山下洋輔トリオ解散ツアーの話。冬の札幌で、林さんがサックスをずっと吹きながらホテルまで帰ってきたこと、そのホテルは受験生で一杯で、大顰蹙だったことなど。林さんらしいエエ話である。
3曲目は栄一さんの「回想」。このツアーの最中に作った曲だそうだ。洋輔さんのソロライブアルバム「スイングがなければ意味がない」にも収録されている曲だ。前述のような無茶をやる人が書いたとは思えないような、美しく、センシティブな曲である。
4曲目にして初めて洋輔さんの曲「寿限無」。さらにアンコールで終了。
インプロは別にして、当時の山下トリオでやっていた曲を中心とするセットリストであった。筆者がフリージャズ系の音楽を聴くようになったのは山下洋輔トリオがきっかけなので、今日はたいへん、うれしくも懐かしいライブだった。

PTSD?

今朝の朝日新聞にちょっと面白い記事が載っていた(asahi.comにもあり)。「PTSD 半数は別症例」という記事だ。つまり、PTSDと診断されたもののうち、約半数が実はPTSD以外だった、ということだ。
その記事によると、そもそもショックから1ヶ月以内ではまだPTSDとは診断できないはずなのだそうだ。
あれー、イラク人質事件のとき、帰国早々にPTSDだ、という彼らの(支援弁護士の?)主張を垂れ流ししていたのはどこのどなたでしたかね。そのへんの自己批判、といって悪ければ自己検証はなしですか。
そういや「イラクの人を嫌いになれない」発言をストックホルム症候群で説明していたマスコミもあったな。ストックホルム症候群ってのは長期間にわたって監禁されていた場合に、人質が犯人に共感を寄せるようになることを言うはずなんですけど。
言論・報道機関としての矜持があるのなら、あんまりいい加減な言説を垂れ流さないで欲しいものだ。

5月5日 渋さ知らズ劇場 at MANDA-LA 2

こまっちゃ終演後、時間があるので、新宿紀伊国屋書店で時間つぶし。とは言え、活字本をゆっくり選んでいるほどの時間はないので、フォレストのコミックコーナーを見るのみ。
品揃えの問題か、行きつけでない本屋なので探しにくいためか(おそらくその両方)、買う予定の本があまり見つからない。いしいひさいち・峯正澄「帰ってきた『大問題』'01~'03」、喜国雅彦「日本一の男の魂(12)」を買う。予定外のものとして、石ノ森章太郎「石ノ森章太郎 変身ヒーロー画集-Before 1975-」を買う。結構高い本なので迷ったのだが、経験則によると、こういう場合は買わないと、たいてい公後悔するのである。
ほどよい時間となり、そこそこの行列。問題なく座れる。開演までに大体満席。
出演者は片山広明、泉邦宏、小森慶子、鬼頭哲、北洋一郎、辰巳光英、高岡大祐、大塚寛之、中島さちこ、不破大輔、関根真理、倉持整。
1st set、「行方知れズ」1曲55分。計画的ではなく、気がついたら1時間たっていた、という感じらしい。終盤の片山と小森のデュオがノリも演奏もたいへん良し(特に小森さん)。
2nd set1曲目は「NAADAM」。20分。中島、倉持のそれぞれのソロがgood。
2曲目「反町鬼郎」。20分。全体的に音が厚く、この人数でも決してオーケストラに負けていない。大塚のソロが良い。
3曲目「火男」。15分。北のソロから始まり、高岡が加わり、全員。
4曲目「エエジャナイカ」。15分。このあとやっとメンバー紹介。おまけに「仙頭」を3分ほどやって終了。
「渋星」とか「自衛隊に入ろう」を買いたかったのだが、今日は物販はなし。そのかわり、というわけではないが、洋楽CD輸入規制反対署名コーナーあり。メンバー紹介時に不破さんのアピールもあり。署名しておく。それにしてもミュージシャン自身にすら支持されていなくて、なにが著作権保護だか。文化庁も国会議員もいいかげんにしろ。

5月5日 こまっちゃクレズマ at 新宿Pit Inn

梅津和時GWスペシャル 神秘の昼下がり2004 3日目。
開演前、Kさんから昨日、三島のSoul Noteでのライブで先行発売されたwarehouseの新譜「Patrol Girl」を1枚譲っていただく。多謝。
出演者全員がステージに上って開演。演奏を始めるとすぐにステージを降りて、客席を通って、外に出て行ってしまう。開演時に演奏しながら入ってきたり、終演時に演奏しながら出て行くことは時々あったが、こんなことは当然初めて。見事なフェイントである。
ステージに戻ってきて、本格的?に開演。1曲目は「重陽」(張)。
演奏後、梅津さんのMC。「今日は『月光石のしっぽ』発売ほぼ1年記念ライブです。発売時には100万枚売って老後の安定を図ろうと思っていましたが、一瞬で無理だと分かったので、1万枚売ってハワイに行こうと思いましたが、それも無理なので、5千枚売って、六本木で飲もうと思いましたが、それも難しいので、何とか2千枚売って近所で飲みたいと思います。」
2曲目は「コンノートのくつみがき」(関島)。
MC「今日はこどもの日にちなんで、小学生以下無料と銘打ったので、客席には子供ばかりじゃないか、先生が1クラス連れてきて、『皆さん、タダなので聴いてらっしゃい』と言って、外で待ってる、とかいうことになったらどうしよう、と心配していたのですが、有料のお客さんもいっぱい来てくれてありがたいです。」
続いて「歌舞音曲」(梅津)、「RUMELJ」。
次に「Cigany Himnusz」。多田さん、一部歌詞忘れ発生。
1st set最後は「アラターク」。
短めの休憩をはさんで、2nd set。
1曲目は「満月の花」(張)。
2曲目「グレートさんのローマンス」(梅津)はたいへん破天荒な演奏で面白い。
次に「チェブラーシカ」から3曲。「テーマ」、「誕生日の歌」、「空色の汽車」。
続いて「HAVA NAGEELA」。こまっちゃファンの高校一年生の女の子二人組チャラン≠ポランタが飛び入り。ドラム+シンバルとボタンアコーディオン。張さんがボタンアコーディオンをうらやましがっている。梅津さん曰く「Pit Inn出演最年少記録じゃないか。」リハもなしで、よくがんばっていたと思う。
次に「ツンバラライカ」。そしてラストは「ウエスタン・ピカロ」(梅津)。
さらにアンコールで「月下の一群」(関島)。
筆者のこの日の以降の行動は次項に。(公私多忙でup遅れがち)

5月4日 Abu Dhabi ver.03 at Super Deluxe

13時開場なのに、14時開場と勘違いしてのんびりしていて、出かけるのが遅くなってしまった。出かける前に気がついたので、13時35分くらいには着いたのだけど。
Super Deluxeは初めてなので、場所がわからず、一旦通り過ぎてしまった。だって、もう入場終わってると思ったのに、まだ開場していなくって、行列だったんだもん。別のイベントだとばかり思って、通り過ぎてから確認に戻ったら、コレだった。
しばらく待って入場。ハコは、地下のスペースにテーブル席がいくつか、椅子のみの席がいくつかあって、プレーヤーも曲と同一平面で演奏する。もちろん、椅子には客全員が座れるわけではないので、他は立ったり、床に座ったりさまざま。筆者は腰掛ける部分が畳になっているソファに場所を確保。
カウンターは、エールのサーバーと、それ以外に2列になっていた。とりあえず、エールサーバーの方で、「東京エール」なるものを受け取る。丁度そのとき、斉藤社長が飲み物を取りに来たのに出くわし、挨拶。
吉田達也さんの実家の「吉田製麺」の卵麺を食べてみようともう一つの列に並ぶ。エールの方もそうだったが、こちらはなおのこと進みかたが遅い。麺を受け取ったのが14時15分ごろ。それとほぼ同時に半野田拓ソロが始まる。30分押しである。
卵麺はラーメンのようなものを想像していたのだが(「ハウスの卵麺」というものもあったし)、素麺のごときものであった。ボリュームはあまりないが、小腹を満たすには丁度良い。なかなかおいしかった。

半野田ソロは笛で始まり、サンプラー、ギター、ピアニカ等を駆使。基本的にはサンプラーにあわせてその他の楽器を演る、という感じ。壁2面にVJが映写されていたが、プレーヤーの後ろの壁の分が、一時、途切れた。トラブルらしい。
2曲15分ほどで終了。

次はALTERED STATES。35分1曲。こちらもVJあり。演奏後、VJの紹介。フクニシヤスノリという人。昨日だったか一昨日だったか、急遽参加が決まったそうだ。ただし、このあとの予定があるそうで、VJはここで退場。
ALTERED STATES演奏直後、子供の泣き声が会場に響き、場内爆笑。「赤子を泣かすALTERED STATES」か。
次のセッティングの間、絵本を持った眼鏡っ娘幼女が会場内を歩いている。絵本には熊の絵があったような。どうも内橋さんの娘さんらしい。さっき泣いたのはこの娘か?だとするとお父さんの演奏で泣いたのか?

次はOORUTAICHI。OORUでオールと読ませるところななど、なんか「オール讀物」みたいだ。
プレイはサンプラー使用のDJ+ボーカル(というかボイス)というような変わったスタイル。クラブのようでクラブでない、かなりオリジナルな音楽だ。30分。

次に二階堂和美×半野田拓。二階堂はアコギ+ボーカル(というかボイス)。半野田はエレキギター~笛~ピアニカ~サンプラー~ハイハットなど。今日の出し物の中では静かな方。もっとも、サンプラーがノイズを出してたりするわけだが。
このとき気が付いたのだが、半野田はギターをサウスポーで弾いている。
30分で2曲、かな。

次は小森慶子vs砂十島NANI。セッティングが終わってしばらくすると、サイケな服を着て、派手な唐傘を持った男が、非常口から入ってきて、会場を駆け回りながら叫んでいる。
「みんな、なに座ってんねん。立って立って。ロックするのに座っとったらあかんで。」云々。何事かと思ったら、それが砂十島だった。
小森入場。砂十島はドラムセットに付くと「これからジャズをやりますんで、座りたい人は座ってください。」と言い、派手服を脱いで、上半身裸で演奏を始める。
1曲やった後、物販コーナーで売っている自分のドラムス教則ビデオ全4巻の宣伝MC。「まだライブもしていないのに4が売り切れたので、通販します。」
もう1曲やり、砂十島「あと400曲やります。」 小森「2曲終わりました。」 砂十島「3曲だよ。」はじめに叫んでいたのも曲のうちらしい。
さらに1曲やり、「今のが関西シスターズというバンドでした。次からは関西ブラザーズでやります。」で、1曲。
さらに小森が今までのソプラノをアルトに替えて、1曲。
「何やろか。もうやることないわ。ロックはやったし、ジャズはやったし。おれ、ロックとジャズしか知らんねん。」とか言い、雄叫びながらもう1曲やって終了。。
随分長々と書いたが、トータルで20分ぐらい。斉藤社長がこれを見て大ウケしていた。対抗心を刺激されたのか、「困ったな、おれ、なにやろうか。」とかつぶやいている。

次に吉田達也×OORUTAICHI×斉藤“社長”良一。30分1曲。面白し。件の幼女がプレーヤーの真前で演奏を見つめたり、踊ったり。

それから内橋和久セッション???。まず、「ボーカルバンド」。メンバーは吉田、二階堂、砂十島、OORUTAICHI。この4人でアカペラで4曲。
次に砂十島、ナスノ、OORUTAICHI。演奏しながら砂十島がドラムを分解してしまう。曰く「片づけまでがライブです。」 内橋「おい、まだドラム使うんやぞ。」
次、小森・社長デュオ。小森はアルト。小森が色っぽい声で「社長~ イヤー!」と社長にセクハラされた女子社員を演じる。
つづいて砂十島ドラムセッティングショー。「ガシーン、ガシーン。」と叫びながら組み立てる。
最後に内橋・ナスノ・吉田・二階堂。内橋セッションといいながら、内橋が入ったのはここだけ。二階堂はボーカルとアコギ。吉田、ナスノが抜けていき、デュオになる。
計30分。

内橋さんが「まだ時間あるけど……もうええやろ。」と言って終わり。予定ではこの後、二階堂のソロがあるはずだったのだが、これにて全部終了。時刻は18時20分だった。

5月3日 梅津和時KIKI BAND at 新宿Pit Inn

梅津和時GWスペシャル 神秘の昼下がり2004初日。
当然予約していたのだが、その前の用事が長引いてしまって、開場時間(14時)に間に合わず。20分ぐらい遅れてしまった。
着いたら丁度入場が終わろうとしているところ。入るとほぼ満員。ゴールデン・ウィークの昼間からこんな薄暗い地下にこもって、みんな他に行くところはないのか。と思う。ちなみに筆者は、少なくともこれ以上に行くべきところはない。
ほぼ満員ではあったが、2列目に友人がおり、かつ隣の席が空いていたので、そこに座らせてもらい、遅れた割には良い位置で聴くことができた。
1st set1曲目は「11人の刑吏」(梅津)。2曲目は「ザ・ダウザー」(早川)。
次に「Crawler」(鬼怒)。その演奏後、梅津さん「(4月26日に)京都(磔磔)でやった曲をそのままやろうと思っていたのですが、お客さんに京都にも来てくれた人がいるので、そうもいかなくなってしまいました。」隣席の友人などのことである。
4曲目はその京都で初演の「発端は破綻」(梅津)。次に「地上の月」(梅津)で休憩。
eraの新譜「トーテム」が先行発売されてるので、休憩中に買う。
休憩は20分ほど。「今日は昼の部なので、夜の部が始まるまでに終わらなければなりません。」そらそうです。「このまま山下(洋輔)さんが入ってきたらすごいことになるだろうな。」とも。
2nd set 1曲目は「ビバ!中央線ジャズ」(鬼怒)。この曲は、曲自体も、タイトルセンスも素晴らしい。
2曲目は「早川 New No.2」(早川)。去年作曲以来、いまだにタイトルがつかないことを梅津さんにつっこまれた早川さんが「次までにつける。」と公約(口約?)。
次に「Thihai Songs」(新井田)。これもたいへん良い曲だ。
4曲目は「イズモヤ」(梅津)。アンコールに「ムーン・ストラック」(梅津)。
後で聞いたところでは、「地上の月」と「ムーン・ストラック」以外は、京都とまったく同じプログラムだったそうだ。というか、京都+この2曲。ただし京都では1ステージで一気にやったとのこと。新井田さんが「KIKI BANDを休憩なしでやるのは疲れる。」と言っていたとか。そりゃそうでしょうなあ。
終演後、鬼怒さんに「トーテム」にサインをもらったり、知人らと30分ぐらい雑談したりして、帰る。

CDの売れ方

前項で書き忘れたことを一つ。
Naveさんがメンバー紹介で関根さんを紹介するとき、渋さ知らズにふれて、「渋星」がジャズ部門の売り上げナンバー1になった、という話をした。ちなみに4,000枚だそうだ。
今更だけど、日本におけるジャズ系CDの売り上げって、こんなもんなんだね。4,000枚でナンバー1か。
そっからすると、ミリオンセラーというものがいかにとんでもないものかということがよくわかる。数年前、J-POPでミリオンセラーが年に何枚も出ていたことがあるが、それはいわば異常現象なのだな。
ミリオンセラーがあまり出なくなってきたら、AVEXあたりがコピーCDが出回ってるせいだ、などとほざいてCCCDなどという客をなめきったものを出すようになったけど、それでまたミリオンセラーがバカスカ出るようになったという話は聞かない。宇多田ヒカルのベスト盤は久々にミリオンセラーになったそうだけど。
ちなみにCCCDが筆者にあたえた影響というと、前にもちょっと書いたけど、仮面ライダーシリーズのCDがコロムビアからAVEXに移ってCCCDで出るようになったために、買わなくなった、ということぐらいだ。確実に買う東映特撮音楽コレクターをCD業界は一人失ったわけだな。(※1)
そして今度は輸入盤の規制だそうだ。海賊版ではない、正規の海外盤を、だ。それも当初は邦楽逆輸入CDの規制、と言っていたはずなのが、洋楽も邦盤が出ているものは規制するのだそうだ。あきれて物も言えない。(※2)
今のメジャー系レコード会社というのは音楽よりもお金の方が好きな人たちばかりらしい。
いや、お金が好きだってかまわない。誰だってお金は好きだ。レコード会社だって商売だし。でも、その半分ぐらいは音楽を好きでいてくれないものかね。彼らはどう見てもお金の一万分の一も音楽を好きでいるようには思えない。
CDの輸入規制が罷り通るようになると、CD売り上げ全体のパイが小さくなるだろう。それは回りまわって自分たちの首をしめるはずだ。彼らは目の前の利益にばかり気を取られてそのことに気が付かないらしい。日本の音楽業界を衰退に追い込むもの、それはばかなメジャーレコード会社だ。いっそのこと、そういったものは全部つぶれてくれないかな。私にとってはインディーズ系さえあれば不自由はないのだし。(※3)

ところで余談。「渋星」の売り上げの話のとき、関根さんが言うには「でも、売れても私にはギャラが入ってこない。」それを受けて吉田さんも「俺も渋さには3枚ぐらい参加しているけど、ギャラもらったことない。」早川さんが「俺はもらったよ。」Naveさん「扱いの差というのがよくわかりますね。」
実のところ何なんだろう、この差は。


※1 戦隊シリーズはコロムビアから真っ当なCDで出ているので買っている。
※2 筆者はこれに該当するようなCDはほとんど買わないのであまり影響ないのだけど。
※3 コロムビアは惑わされることなく、戦隊シリーズを真っ当なCDで出しつづけて欲しい。


附記。これ書いてからちょっと気になって調べたら、宇多田ヒカルのベスト盤は発売日までに260万枚出たそうですね。で、CCCDじゃないそうな。なんかいろいろ示唆的な話ですね。

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