« 4月24日 今日はおたくCD・DVDで散財の日 | トップページ | 4月27日 missing link at Grapefruit moon »

「援助交際」という言葉

「援助交際」という言葉は現在、売春の意味に使われている。だが、ソープランドで援助交際、とか、温泉芸者が援助交際、と言わないので、いわばシロウト売春の別称、ということだろう。
しかし、筆者の記憶では、かつては売春の意味とは少々異なっていたように思う。特定の相手(ただし一人とは限らないが)との交際があり、その相手と性交するときに金銭(お小遣い?)をもらう、というような意味で使われていたように記憶している。これだと「不特定」ではないので、売春防止法上の「売春」にあたらない可能性が大きい。たしかに「援助交際」とは言い得て妙、であったのだろう。
ところでこの「援助交際」という言葉、いつごろから使われているのだろうか。せいぜい四半世紀前ぐらいからかと思っていたのだが、実はもっと古い言葉のようだ。
先日、「斷腸亭日乗」に目を通していたら、昭和十五年一月六日条に「求縁廣告の話」という文章があった。いわく
「新聞に求縁廣告を出して春を鬻ぐ女去年あたりより俄に多くなりし由。或人の実見談をきくに、廣告の文中に御援助賜わりたしといふ語を交へあるは賣春にあらされば妾の口を求めるものにして、この語はいつの頃より誰がつくり出せしものか知らねど、一種の合い言葉となり、男の方より女をさかず(ママ)時には援助出来る婦人を求むと書き返書の屆先はどこそこの郵便局留置として廣告すれば、明朝を待たず其日の夕刻までには少くとも五六通の返書に接し得べしと云ふ。(後略)」
この文では「援助交際」という四字熟語にはなっていないものの、戦前からこういう言葉が使われていたことを示している。
なお、この新聞への求縁廣告は、今で言うと出会い系サイトに相当すると言えよう。人間のやることは変わらないものだなあ、と変に感心してしまった。

« 4月24日 今日はおたくCD・DVDで散財の日 | トップページ | 4月27日 missing link at Grapefruit moon »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/8411/490202

この記事へのトラックバック一覧です: 「援助交際」という言葉:

« 4月24日 今日はおたくCD・DVDで散財の日 | トップページ | 4月27日 missing link at Grapefruit moon »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

ninja